楽器の技術革新とトレンドから | 3年前のしこうの楽しみ

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思い返せば関係があったのでしょうか。
くだんの夢の寝る前のことです。
一昔前に吹奏楽部を教えにいっていた学校の先生から連絡がありました。

ただ用件は部活とは関係のないものでした。
知り合いに関する相談というところでしょうか。
先方はこちらの今の仕事も知っているのでたまにこういうこともあります。

要するに紹介して良いかという打診でした。
しかしそこから雑談に流れていきました。
付き合いが長ければよくあることでしょう。

そうなれば当然ながら音楽の話題になります。
最近楽器を買い換えたというのです。
これも珍しいことではありません。

ちょこちょこ聞く話題です。
とはいえ今回は意外性を含んでいました。
嗜好性が変わったというところでしょうか。

以前には選択肢に上がらないようなメーカーが出てきたのです。
試奏したらすごく吹きやすかったとのことでした。
しかも大絶賛です。

ここ数年の技術の進歩が目覚ましく軽くて音程も合いやすいものが増えているようでした。
その中でも特にこの機種は秀逸だったようです。
10年前であればこのベクトル自体がナンセンスな印象すらありました。

機能性よりも音色などの好みに比重が置かれていたわけです。
理想を追い求めていたというところでしょう。
吹きこなす難易度が高くとも音の質感が気に入ったものを選んでいたのでした。

ある一個人の心境の変化とだけみることもできるでしょう。
とはいえ大きな潮流に巻き込まれたともとらえられます。
なんといってもこの人は最左翼というイメージの楽器選択だったのです。

そのくらい業界の方向も変化しているということです。
そんなわけでこんなところでも時代の変化が感じられて面白くもありました。
同時に自分にとっても意味のある会話でした。

過去と同様の情熱はないことが認識できたのです。
おそらく距離感を変えようとしたことも影響していることでしょう。
もう少しで音楽との関係性も違った場所で定義できそうです。

丁寧に仕上げていこうと思います。

谷 孝祐
2017.11.16 9:49