親を困らせる主張の反転から | 3年前のしこうの楽しみ

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もう1ヶ月以上経つでしょうか。
もしかしたらそれ以上なのかもしれません。
毎日会わないからこそ変化に気づきやすいのでしょうか。

それとも逆にとっくに変わっていたのでしょうか。
子どもの成長に関する話題です。
数日離れて家に帰ると顕著な傾向が見受けられました。

一見すると良いのか悪いのかなんともいえないものです。
ある種の軽い反抗期のようなものでしょうか。
何かするように勧められても拒絶するのです。

例えばお風呂に入ろうと言っても嫌だという具合です。
もちろんこれは許容します。
何度も本当に入りたくないのか確認してその場の決定を行います。

ここで意見がひっくり返ることはあまりありません。
ところがしばらく経つと思い出したようにやりたかったと言い始めます。
お風呂に入りたかったのにという具合です。

基本的には実現するまで主張し続けます。
これが様々な場面で起きてきます。
一回ならまだしも何度もとなると大人からしたら腹立たしいかもしれません。

そのタイミングは親を困らせるように選んでいるかのようですらあります。
要するにやろうとしていることのタイムスケジュールを壊すかのようだということです。
ただそれが事実かどうか疑問に感じました。

本当に困らせることが目的なのでしょうか。
この要素が全くないとは言えません。
どこか恣意的な雰囲気もなくはないわけです。

しかしちょっとひいて観察していると別の視点も浮かんできました。
実は最初のうちは意味を完全には理解していないのではないかと感じたのです。
会話が成立するので分かっているように見えるけど実際はそうではないということです。

特に発語においては同様の文章を言うことができるのでなおさらでしょう。
主張するときは同様の意味を理解して使っているわけです。
とはいえ言いたいことを発するのと言われたことを分かるのは違うこととも考えられます。

相手の話していた意味が後からとらえられることは大人でもあるでしょう。
特に慣れない外国語ではその経験がある人もいるかと思います。
相手の意味と自分が知っている意味が合致して気づくような感覚です。

だからタイムラグが出るのかもしれません。
よく見ていると大体同じくらいの時間で逆の主張が始まる感じがあるのです。
これも言語習得プロセスとして重要なことなのでしょう。

谷 孝祐
2017.11.9 8:39