ふと気がつくとちょっとヘビーになっていることがありました。
食事についてのことです。
全く意図したものではありません。
とはいえ潜在意識の関与もあったのでしょうか。
連日のディナーが想像以上に続いたのでした。
そんなスケジュールになっていることを自覚したのは先週末のことです。
どことなく体の負担があったのかもしれません。
重みが出てきて疲れている感覚でしょうか。
実際に体重計に乗ると危機的というほどではないものの増加していたのでした。
あとちょっとで戻りにくくなる一線を超えそうなラインでした。
そこで振り返ると実質的に17連夜のディナーということになっていました。
海外に行けばそんなことは当たり前だという文化もあるでしょう。
毎晩時間をかけて食事をするのが通常の地域もあるものです。
しかし個人的にはなかなか珍しいことかもしれません。
毎日コースをいただくということがあってもせいぜい1週間くらいのものです。
少なくとも記憶にある範囲ではここまでのことはあまりないように思います。
この一番の要因は旅が続いたことにあります。
旅館などに泊まるとなかなか豪勢な食事がついていることも多いものです。
加えてその合間には懇親会のような位置付けのものもありました。
この間で純粋に自由に選択できた機会は2回のみでした。
もしその前に気づいていれば休息にしていたことでしょう。
ところがその1回は行き慣れない土地だったこともあり何となく1人の時を味わいました。
もう1回は久々の家族の食事ということで子どもに選択が委ねられました。
ということで両方とも軽く済ませるようなお店ではなくなりました。
こんなわけで結果的に記憶に残るような体験になったわけです。
自己認識がなかったからこそ乗り越えられたのかもしれません。
そして面白いのが最後の2夜がクライマックスのようなクオリティだったことです。
どちらも名店でそれなりのワインもいただきました。
まさにこの連戦の締めくくりに相応しいというところでしょうか。
満たされた領域を超えていてもなお楽しめる内容だったのでした。
むしろここまでの長い前座があったからこそ引き立った気すらします。
もういらないという気分でもさらなる満足が得られた貴重な機会でした。
本物は条件とは関係ない世界にあるのだと改めて認識したのでした。
これで食との関わりが何か変わるのでしょうか。
この経験を受け取りつつ過剰摂取だった分を調整していこうと思います。
谷 孝祐
2017.11.8 17:03