2017年の登り納め | 3年前のしこうの楽しみ

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今年最後の登山に行ってきました。
天候にも恵まれ心地よい気候の中で歩くことができました。
ただ当初予定していた紅葉は過ぎてしまったようでした。

さすがに2週連続の台風に葉も落ちてしまったのでしょうか。
登山口周辺の木々はすでに裸になってしまっていました。
そして落ち葉があちこちにたまっている様子でした。

とはいえこれはこれで風情のあるものです。
冬支度の始まる直前という印象でしょうか。
むしろこちらの方が季節感があるようにも思います。

これから訪れる静寂の時を待っているかのような空気感です。
今回はコースも気楽なものでした。
標準タイムで3時間程度の行程です。

なのでその雰囲気を楽しみながらの山登りとなったのでした。
シーズンを終えるクールダウンのような負荷でしょうか。
登りも下りも急すぎず緩すぎずという様子でした。

斜度の変化も少なく淡々と歩きやすい状況です。
ここまで適度な山も珍しいものだと思います。
それでも山頂は2000mを超えます。

ということで上部の開けたところに出るとなかなかの絶景でした。
眼下の紅葉の絨毯の先に富士山を望むという絵になる風景です。
穏やかかつ本格的で景色も楽しめるというある意味で美味しいとこどりの山という印象です。

初心者でも健脚な人でも味わい深い感じです。
さてこの日も子どもを背負っての山行でした。
これは約3ヶ月ぶりのことですがそれでも成長を感じるものです。

単純に重さが増した気がすることもありますがそれだけではありません。
初めて背中から降りたがったのです。
自分で歩くと言い出したのです。

そんなわけでピークへの10分ほどをチャレンジしてみました。
ほぼ平坦ではあるものの少しづつ登っていきます。
加えてぬかるみや丸太など案外歩きにくい状態です。

それでも楽しそうに散策していました。
途中からは怖さも減ったのか手をつながずに進んでいきました。
そしてこの様子を見ていて思ったことがありました。

すぐに環境に慣れていくのです。
何を教えたわけでもなく足の運びが上達していくのです。
幼少期に体験することの重要性を垣間見た気分でした。

来年はどのくらい自力で登るのか興味深いものです。

谷 孝祐
2017.11.2 10:14