ちょっとした選択を迫られました。
それは週末にかけての予定です。
台風が来ているとのことで問題が急浮上したのです。
当初の予定では土曜日の朝に那覇を出発することになっていました。
しかし予報通りに行くと台風が最も接近してきそうな時間帯です。
もしそうなったら欠航の可能性は非常に高くなりそうです。
余裕があればそれを楽しむのもありでしょう。
過ぎ去ってから移動すれば良いだけのことです。
実際にスケジュール通りにいく可能性もなくはありません。
当然ながら飛ばないことが決まっているわけでもないわけです。
なので信頼して賭けつつもいざという場合に備える方法もありました。
一種の運試しのようなものです。
ただ最悪の事態では対応にも限界があります。
予約便がキャンセルで振り替えできるのが週明けというケースです。
こうなると週末の約束が全て守れなくなってしまいます。
タイトなスケジュールの中でここまで穴が開くと調整が非常に困難になります。
今まではいつも結果オーライでしたが今回もそうなるとは限りません。
ということで安全策をとることにしました。
航空会社と交渉して便を変更して早めに動くことにしたのです。
相手もイレギュラーだったようでスムーズにはいきませんでしたが最終的には何とかなりました。
そしてこの動きの中でふと気づいたことがありました。
以前の自分であれば状況が確定するまで待っていたということです。
これで問題が起きたこともありませんでした。
逆境でもうまく切り抜けることに価値を見出していたのでしょうか。
不安が少ないために無頓着だったとも考えらます。
そんなわけで事前にここまでリスク回避するのも初めてかもしれません。
なぜそうしたかというとわざわざシビアな環境に身を置かなくても良いかと感じたためです。
いつの間にやら自然にそんな発想が出てきていたのでした。
もちろんそれに関わる大幅な時間のロスや予定調整もありました。
実は無意識的にそれを避けていたのかもしれません。
調整に使った時間によりこの日の余裕がなくなりました。
それでも特に思うところはなくよりフラットになった気がしました。
この価値観の移行の行方を見守りたいと思います。
谷 孝祐
2017.10.26 20:55