2017白トリュフの会の打ち合わせ | 3年前のしこうの楽しみ

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ちょうど1週間前くらいのことです。
個人的には毎年恒例の食事会の打ち合わせを行いました。
例年だと9月後半にシェフと話をするのですが予定が合わずずれ込んでいました。

だからといって問題があるわけではありません。
ただあとからふとこれが意識付けになっていることが分かりました。
なぜだかこの機会があることで年の終盤であることを認識しているようです。

もちろん意図的にそうしたわけではありません。
自然発生的なものです。
毎年10月になると生まれていたこの実感はこのミーティングが影響していたようです。

他の要因もあるでしょうがそれが遅れたことで今年はそれがぼんやりしていた感覚です。
回が重なるとこういうこともあるのかと面白く思います。
とはいえ理由がないわけでもないでしょう。

この会は12月のことです。
そこに意識を向けるため年末の雰囲気と共鳴するのかもしれません。
そんなわけで意外な受け取りがあったのでした。

さて実際の内容についてです。
今回はちょっとした懸念がありました。
昨年までとマネジャーが変わっていてイメージが伝わるのかどうかという点です。

しかしシェフとの共有はいつになくスムーズでした。
何度も繰り返してきたからこそでしょう。
今年のテーマはエッジの立った一致感というものです。

斬新でありながら王道とも言えるかもしれません。
時代の先を行くクラシカルと表現できるかもしれません。
ということでこのコンセプトはチャレンジでしかないでしょう。

通常であれば相容れない概念を同時に持ち合わせるわけです。
だからといってバランスを取るわけでもありません。
拡散的に新たな味覚を追求する感性と手堅く集約する定番のエッセンスが同時に在る感じです。

しかもそれは協調とか協力ということでもありません。
お互いに同化も干渉もしないままに一つのものとして存在するベクトルです。
混ざらないで別個のままだけど一緒というところでしょうか。

こんな難題にも一緒に頭をひねってくれるのです。31
そんなわけで最高にクリエイティブな充実した時間になったのでした。
もちろん満足のいくメニューができて今から楽しみです。

シェフはこれから形にすべく2ヶ月ほど追求してくれることでしょう。
有難い限りです。
ご興味ある方はご連絡ください。

谷 孝祐
2017.10.19 10:08