先週知った話題です。
とあるヘアケアのブランドでリコールがあったようです。
車以外ではなかなか珍しいとも言えるでしょうか。
調べてみると先月後半のことらしいです。
具体的には成分表記が誤っていたとのことでした。
それを受けて自主回収と交換を進めているようです。
自分も使ったことがあるので少し驚きでした。
といってもそれは過去のことであり心のどこかで予期していたのかもしれません。
一時はなかなか気に入っていて我が家にもいくつかありました。
子どもに使っていることもありました。
ただ自分はどことなく合わなくなった気がしていつしか使用を控えるようになりました。
香りは良いけど使用感が変わったように感じたのです。
その頃に値上げや店舗増加がありました。
ANAの機内販売でも見かけるようになりました。
ちなみに以前は限られた美容院でしか取り扱いのないこだわりのある印象でした。
そうして根強いユーザーを増やしてきている印象でした。
その違いからマーケティング戦略が拡大路線に転じたことが見て取れたのでした。
こういうタイミングで質が落ちることは一般的にもよくあることでしょう。
残念ではあるものの世の常という程度の気分でした。
そのすぐ後のことです。
このブランドが投資ファンドに買収されたことを知りました。
そんなわけでこの変化が腑に落ちたのでした。
ということで今回のことも特に思うところもありませんでした。
ただそれにしてもやり過ぎな雰囲気です。
常軌を逸しているという印象すら受けます。
最近使用していた人が詐欺だと反応してもおかしくないレベルなわけです。
具体的にはオーガニックを前面に押し出して宣伝しているのに実際にはシリコンなどの合成成分も入っていたらしいです。
詳しくは分かりませんが天然由来成分100%ではなかったということです。
界面活性剤も入っているし体に良いとは謳えないでしょう。
なぜそこまでなのか興味深くもあります。
どうであれ早々と離れて良かったと思います。
ひとまず感覚を磨くことの意義を実感したのでした。
同時にブランドアイデンティティの維持は自分らしさを保つことと同様に注意が必要だと感じました。
谷 孝祐
2017.10.11 17:26