劣等感の予防接種 | 3年前のしこうの楽しみ

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脂肪燃焼の効果でしょうか。
完璧な状態を目指すという意識の影響でしょうか。
そこに読んだ本の刺激が加わったのだと思います。

その本には全ての人に劣等感があるという前提で書かれていました。
それを感じないようにするために様々な個人における目的が出てくるというのです。
例えば価値証明的に仕事を頑張るなどということです。

そんなわけで自分の中に誰かに承認してほしい気持ちがあるかどうかに意識が向きました。
すると意外にも大きなものを発見した気分になりました。
今更ここまでのものがあるものなのかという雰囲気でした。

そうであるならこれまでの自己認識を改めなければならなくなります。
自己対峙してきたつもりが重大なブラインドに引っかかっていたことを意味するでしょう。
ただ面白いことに嫌な感じはありませんでした。

何かそれらがもたらすような体感もありませんでした。
規模は大きいもののどことなく表面的だったのです。
これは今までに体験したことのない感覚でした。

ということで他のこともしつつ意識し続けていました。
しかしその実体はとらえられません。
スルスルと逃げていくような様子です。

なのでその日の夜にもう少し真剣に向き合ってみました。
瞑想のような意識状態で対象を特定しようとしました。
そうすると霧のように散って消えてしまいました。

同時にこれといって劣等感の類のものが見当たらないことが確認できました。
とはいえより細密にチェックしてみるのも良いかという気になりました。
もし劣等感が0だったらという視点で思考や選択を評価してみるわけです。

今までにやったことのない取り組みなので何らかの気づきがあるかもしれません。
そう思うとどこか成長欲求が刺激されたようでした。
この課題に対する興味が出てきたのです。

それにしてもなぜ幻想のような大きな知覚があったのでしょうか。
無意識的に情報を鵜呑みにしてしまったところがあったのかもしれません。
確かにそのくらいの力のある主張ではありました。

呑み込んで放置しておくと自分と同化して固定観念化していくのでしょう。
自他の区別という意味でも良い気づきになったのでした。

谷 孝祐
2017.7.13 10:37