引き続き高校時代の勉強の話題です。
3年生になると授業内容が面白くなったという続きです。
その影響からかテスト勉強もするようになりました。
テスト1週間前からは図書館へ行くようになったのです。
これは吹奏楽部の真面目な友達の影響でした。
きっかけは単純に誘われて行ったわけです。
ただそこではお互いに分からないところを教えあったりもしました。
今思えば当時の自分は理系寄りだったと思います。
数学や物理の問題を解説することが多かったのでした。
一方で日本史について納得感が薄い部分を説明してもらうことがよくありました。
そういうwin-winの関係が生まれていました。
もちろんそうなった裏には大学進学への目的もありました。
付属だったので成績がそのまま影響するわけです。
その順位で行きたい学部を選べるという制度でした。
もともとは音楽大学志望で関係ないものと思っていました。
しかしこの頃にはそれも諦め傾向で巻き返しが必要になっていたのです。
それもあって2年生2学期までとは真逆に触れたのかもしれません。
勉強しなかった人間が勉強し始めたら成績が上がるのは当然でしょう。
まるで別人のような結果が出てきました。
最も悪かった時は5段階の評定平均が3.4程度でした。
これが3年1学期は4.7弱まで上がりました。
当時はそんなものだと思っていましたがこの数字だけを思い返すと異常かもしれません。
そこまで頑張ったわけではないのです。
やはりこれが興味を持つことの効果なのでしょう。
またなぜだか国語が得意になった記憶があります。
これは大してテスト勉強もしませんでした。
他との相乗効果だったのでしょうか。
この教科はいつの間にか学年トップクラスになっていたのでした。
そして幸運なことに大学推薦における成績は3年のものが最も重視されました。
1年が2割で2年が3割で3年が5割という比率でした。
そんなわけで文系学部は自由に選べることになりました。
2年次に決める理系に行くための必修選択を取っていなかったのです。
今更ながら人生の転機だったのかもしれないと自覚したのでした。
谷 孝祐
2017.7.7 16:48