今生の印象的な体験104 | 3年前のしこうの楽しみ

3年前のしこうの楽しみ

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高校時代の勉強の話題の続きです。
2年の3学期に姿勢が変わって以降のことです。
そこから3年生も授業をちゃんと聞くようになっていました。

テスト勉強もするようになりました。
思い返せば不思議なことのようにも感じます。
その内容も面白さがありました。

しなきゃいけないから学ぶというより興味を持っていました。
なぜなのでしょうか。
単純に先生の話を聞くようになっただけのことでしょうか。

それとも本当に授業内容が面白くなったのでしょうか。
主観的には後者です。
客観的にとらえるなら両者の相乗効果でしょう。

そこに学ぶ楽しさの実感がついてきたイメージです。
そして一番記憶に残っている科目がどれかは甲乙つけがたいところです。
物理でニュートン力学の問題も好きでしたし相対性理論も刺激的でした。

数学3の微分積分は今はもうできなさそうですが当時は得意でした。
数学cの統計的基礎になる知識は世の中を分析的にみる感覚を与えてくれました。
日本史はより細かい部分まで扱って人間ドラマとしてストーリーがつながっていく感じでした。

政治経済では今思えば法学の基礎的な感覚が身についたようです。
倫理ではギリシャ哲学の基本概念から様々な思考に発展しました。
国語は日本文学を感性だけではなく分析的にとらえる視点が生まれました。

他にも科目はあったと思いますがパッと思いつくところでこれだけあります。
そう考えると学生時代で一番学習した年だった気もします。
少なくともこのおかげで学問的素養がバランスよく涵養されたと考えられるでしょう。

ただこれは今回の振り返りで初めて実感したことです。
つい数年前までは政治経済の内容は中学3年に習ったものと勘違いしていました。
これは法務の人と話していて気づいたのですが記憶の曖昧さを感じました。

そのくらいこの時期の学習に無自覚だったということも伺えます。
なぜだか理系科目の方が強く記憶に刻まれている気はします。
いずれにせよ自分のゼネラリスト傾向はここに端を発していると思いました。

もう少し当時の学習を一つのものとして受け取っておくことにします。

谷 孝祐
2017.6.29 11:24