今生の印象的な体験102 | 3年前のしこうの楽しみ

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ここ数日の流れに合わせて今回は料理にまつわる回想にすることにします。
といっても深い関わりがあるわけでもありません。
学生時代はこれといって興味があるというほどでもありませんでした。

どちらかというと嫌いだったのかもしれません。
あくまで主観的にはそうでした。
ただ中学時代の技術家庭は得意科目でした。

地味な感じかもしれませんがその両方とも難なくこなせた印象です。
実技もテストも何もせずともできるイメージでした。
なので得意というよりも普通にしていれば問題のない安全な科目という認識でした。

周りにとってこれができることは取り立ててカッコ良いことでもありません。
ほぼ話題にも出ないのであまり価値のないものでした。
もしかしたらこの影響があったのかもしれません。

実は好きなことだった可能性は高そうですが認めらる感じがなかったのでしょう。
料理を始め生活周りのことは自分のやることではないとインプットされた気がします。
ということで距離があったのは事実でした。

でも全く何もやらないかというとそうではありません。
そんな中で高校時代に記憶に残っていることがあります。
具体的にいつだったかは分かりませんが思いつきで料理をした日がありました。

なぜだか突然ラザニアを作ろうという発想になったのです。
振り返ればそれまでの無意識的な抑圧の反動だった気もします。
とはいえ脈絡のない思いつきで行動に出たのでした。

もちろん出来合いのものは使わず下ごしらえからしました。
それは想像以上に大変でした。
オーブンで焼く時間も含めて慣れないこともあり4時間以上かかりました。

完成品は個人的には美味しく満足できるものでした。
しかしその喜びよりも労力の方が勝る気分でした。
結果的に自分には向かないということを証明したかのようでした。

だからといって2度としたくないというほどではありませんでした。
実際に友人宅で簡単なものを作ることはごく稀にありました。
ところがサッと作れるものは料理と認識していなかったようです。

そのことに今回の回想で気づきました。
ちゃんと感じようとすると全く別のものの感覚があることがわかりました。
この分裂した部分を統合していけるよう見つめてみようと思います。

谷 孝祐
2017.8.23 8:45