今までで一番の風変わりな料理 | 3年前のしこうの楽しみ

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また料理をする機会がありました。
気づけば3ヶ月連続で毎月です。
今年はそういう流れなのでしょうか。

内面的に何かが変わってこうなっているのでしょうか。
確かにそれについての抵抗感はなくなった気がします。
だからなのか時間さえ取れれば前向きになってきています。

こうなると次第にその楽しさも認識できるようになってくるのでしょう。
普段と違う食材が手に入るのであればなおさらです。
今回は品数もそれなりでした。

とはいえ前菜は手抜きというのでしょうか。
美味しいお惣菜を買ってきたのでそれにほんの少しアレンジを加えただけでした。
ちなみにキャロットラペとイカのマリネとグリーンピースのフムスでした。

次にお刺身でこれも買ってきたものをほぼ盛り付けただけです。
アンコウとホッキ貝と共にクジラをカルパッチョ仕立てにしました。
一手間で雰囲気がずいぶん変わるのが面白いところです。

そこから先はちゃんと調理したものでした。
まず昆布ベースの野菜ダシを調味してピリ辛のセリのスープにしたものでした。
アリサという調味料を使って新たな発見になりました。

ちなみにフランスでもよく手に入る特にチュニジアで用いられるものらしいです。
そしてお魚料理に進みました。
お魚の一品目は水菜に抱かれたサメの煮付け風でした。

イメージに近く柔らかくふわっと仕上げることができました。
二品目はイワシの低温調理風をミディアムの焼き加減で。
ソースに月桃を使ったためシンプルだけれど深みのある味わいになりました。

お肉の一品目はチキンブレストの蒸し焼きでした。
5月にも似たようなものを作ったので少し慣れてきた印象でした。
回を重ねると感覚が磨かれることを再確認できました。

最後が牛肉とニンニクの芽の炒め物で締めました。
簡単なお料理ですがこの相性の良さを実感しました。
振り返れば食材との対話が面白いのかもしれません。

これはどことなく音楽に通づるような気もします。
この自分にとっての共通性を深めて受け取っていこうと思います。
それにしてもワインを共にするこういう時間は本当に豊かだと感じます。

谷 孝祐
2017.6.21 11:36