高校の話題になりこの回想記も終盤になってきました。
実は108回で終了ということを決めています。
なのであと数ヶ月密度を上げていきたいと思います。
さて高校に入っての日常生活ですがそれまでとは一変しました。
当然のことでしょうがその違いは通常以上だったと推測します。
いきなり大学にジャンプしたかのような文化の違いだったのかもしれません。
とにかく自主選択になるものが増えた気がします。
それが良いのか悪いのかついていけない人もいたことでしょう。
名目上の決まりはあるもののその強制力は弱いものでした。
つまり校則はあるものの縛るものではないものだったわけです。
多くの高校はそんなものなのかもしれません。
ただその度合いが高かったと推測します。
ということで最初は馴染まなかったのが授業の様子でした。
他人に迷惑をかけなければ何をしていても良い風潮でした。
授業を聞くも聞かないも自由です。
参加していないからといって注意されるようなことはありません。
静かに座っていれば出席になるしお咎めはないのです。
一歩間違えば荒れた学校の風景でしょう。
それはある意味においてシンプルでした。
先生にとってはシビアというのでしょうか。
力量がなければ聞く生徒も少ないわけです。
席が後ろの方だったこともありそんな中に気づけば自分も染まっていきました。
それでも真面目な人はいるものです。
全部の授業をちゃんと受けてノートを取るタイプです。
ただ割合としては少なくクラスに数名しかいませんでした。
しかしそんな彼らが成績が良いかというとそうでもありません。
なぜなら全てはテストの結果で決まるためです。
もしくはそこにレポート点が加味されるのみです。
授業態度が良くても点数が取れなければそれ相応の評価なわけです。
なんとも不条理な感じもしますが社会適応という意味では良かったのでしょう。
これによって結果主義が身につき対応力が上がったと感じます。
自己責任も身についた有り難い環境でした。
谷 孝祐
2017.4.28 8:41