豚骨ラーメン新店の魔力 | 3年前のしこうの楽しみ

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数日前の夜ことです。
少し離れた駅から自宅に歩いて帰っていました。
電車に乗って最寄り駅まで行っても良いのですがその気分になりませんでした。

タクシーでも良いのですがそういう気もしませんでした。
そんなわけで一人フラフラ散歩したというところでしょう。
そうはいっても20分くらいなものです。

運動不足気味だったのかもしれません。
ただこの時は空腹でもあったようでした。
とはいえその自覚はあまりありませんでした。

しかし突然どことなく豚骨ラーメンが食べたくなったのです。
コッテリした感じのものです。
これは自分にとっては珍しいことです。

昔はそんなこともありましたが少なくとも今年に入ってから食していません。
ラーメン自体の頻度も格段に減っています。
おかしなこともあるものだと歩みを進めるとあるお店が見つかりました。

それは異臭を放つというほどの豚骨ラーメン店でした。
ただこの香りは食べたくなったイメージのものとピッタリでした。
新しいお店で時間帯の割には混んでいる印象です。

少なくとも意識化されるより先に嗅覚が反応していたのでしょう。
そして食欲が刺激されていたのだと推測します。
食べたくなる欲求より先に嗅覚が発動していたわけです。

ちなみにこれはお店に行き着く数分前でまだ看板が見えない段階でのことでした。
理屈ではこの順番を知っていたもののここまで明確な実体験は初めてでした。
店構えもこぎれいでこの時は博多ラーメン特有のその臭さに惹かれる印象でした。

ということで寄って行こうかと思いました。
しかし踏みとどまろうとする自分もいます。
少なくとも家にたどり着けば美味しくてヘルシーな食事が余っています。

それでもラーメンを優先したくなる気もします。
そんな葛藤を少しの間行いました。
結局のところ匂いの中に感じる微かな化学調味料の雰囲気を感じてやめることにしました。

おそらく味を締めるために隠し味レベルで使っている範囲かと想像します。
食べたら臭いや油に紛れて分かりにくいものでしょう。
この前夜に質の良い食事をして微妙にクリアになった揺り戻しだったのでしょうか。

これはよくあることです。
それに気づいて素直に帰宅したのでした。
自分の状態維持により意識が高まっていることが自覚できた体験でした。

谷 孝祐
2017.4.27 10:24