この前のセミナーのことです。
これは完全にお呼ばれで話したものでした。
なので具体的なことはあまりわかっていませんでした。
行ってみて知ったのですが大学院の先生の関係の団体で定期的に開催されているもののようです。
通常は医療経営がメイントピックのようでした。
それが今回は幸せの国としてブータンがテーマに上がったとのことでした。
その関係者の友人が日本におけるブータン研究の第一人者というのが経緯だったのでしょう。
5年間ほど現地にも住んだことがあり本も何冊か出版されている平山さんという方です。
こちらがメインスピーカーでした。
たまたま日本に帰ってきているタイミングとのことで開催が決まったようでした。
そこに訪れたことがあるという理由で自分もサブで呼ばれたイメージです。
もちろん仕事柄テーマに合っていると思われたとも推測できます。
加えて先生も現地の医療事情について話すという構成でした。
問題はこの2人に挟まれた順番だったということです。
内容についての事前打ち合わせはありません。
それでも先生については講義もとっているのでだいたい想像はつきます。
他の国ですがレポートを見たこともあります。
しかし平山さんはどのくらいの切り口にしてくるか謎でした。
一番現地の事情を知っていることは明らかです。
だからこそどのように見せることも可能でしょう。
ヒントは死生観について話すということでした。
この間をつなぐような位置づけになってしまったのです。
これは資料作成段階になって気づいたことでした。
しかも聴衆の多くは医療従事者です。
かなりアウェイな感じでしょうか。
少なくともいつもと違うことは確かなわけです。
そんなわけで安請け合いしたものの意外なチャレンジになってしまいました。
当日は状況に応じて準備したパワーポイントを使わないことも考慮に入れていました。
前の話題によって流れが合わなくなる可能性があるためです。
とはいえ実際には大きくずれていることもなく無難に進んだようにも思います。
結果的に三者の視点がうまく重なってゆるい共演という感じでおさまりました。
これはこれで新たな刺激になった気がします。
こういった機会も今後増えていくのでしょうか。
そうだとしたら楽しんでいきたいものです。
谷 孝祐
2017.4.26 14:04