今生の印象的な体験89 | 3年前のしこうの楽しみ

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この回想もいよいよ高校入学です。
その時期が来ると一つの悩みが浮かび上がりました。
本当は考えるまでもないはずのことかもしれません。

というより他の選択はあまり望ましくない状況でしょう。
しかし決めきれないところにいました。
それは部活の選択でした。

吹奏楽部の推薦での入学でしたが縛りはなかったのです。
今思えば変わった学校だとも思います。
これは何部の推薦であってもそうでした。

実際に野球部では入部しなかった話も聞いたことがあります。
つまり本当に自由に選ぶことができたのです。
もちろん不義理にはなってしまいますがペナルティーは全くありませんでした。

顧問の先生に謝りに行くくらいでしょう。
なのでもう一度やりたいことを見直す機会になったのでした。
興味があったのはスキー部と登山部でした。

こう思い返すと昔から変わっていないものだと感じます。
そのいずれも中学時代にはなかったものでした。
ただスキーについては親は反対気味でした。

活動費が膨らむからです。
それでも絶対にNGというわけでもありませんでした。
そしてある意味においてここからの人生をどうするかという選択でもありました。

音楽大学への道は志つつ吹奏楽はやらないということも考えました。
部活に入っていたら自分の練習がしにくいという性質があるわけです。
ということ受験の準備に専念するという可能性もあったわけです。

ひとまずここで音楽との関わりを突き詰めたことになりました。
結果として自分が本当にやりたいのがオーケストラであることが認識できました。
吹奏楽はその代替のような感覚だったわけです。

当日よく聴いていたCDもほぼオーケストラでした。
そんなわけでひとまず好きなことが突き詰められて目の前にないことが理解できたのでした。
それとともに新たな世界に飛び込む勇気もいまいちなかったのかもしれません。

すでに吹奏楽漬けの生活に慣れてしまっていたのです。
部活に所属しない1人でコツコツ練習することを決めきることもできない心境でした。
結局他を見学することもなく一番近い吹奏楽に落ち着いたのでした。

とはいえこれは好きなことを掘り下げる良い機会になったのでした。

谷 孝祐
2017.3.24 16:59