スペースを埋めようとする歯の性質 | 3年前のしこうの楽しみ

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先週のはじめのことです。
食事中に何かとても硬いものが口の中にあることに気づきました。
それはちょうどお米を食べた時でした。

なのでそんなものはあり得ません。
ただ固まってしまった部分である可能性を感じてよく噛んでみました。
しかし一向に咀嚼できない様子でした。

そんなわけで何だろうと不可解な気分でした。
そこから取り出してみると歯の詰め物でした。
欠けてしまっていたセラミックから矯正の時にはめ直したゴールドのものです。

耐久性のことを考えてこの選択だったのでした。
もちろんピッタリ合うように作られたオリジナルのものです。
ひとまず間違って飲み込んでしまわなくてよかったという気分でした。

当然のことながら装着するために歯医者に行かなくてはなりません。
でも予定からするとすぐに行けない状況でした。
ということで数日空いてしまいました。

そうはいっても特に問題はないものと考えていました。
ところが歯医者でつけてもらうと以外にも窮屈な感じがありました。
隙間を埋める方向へほんの少し動いてしまったようでした。

その感覚ではもし1ヶ月も放置していたら取り返しのつかないことのように思えました。
そのくらい隣の歯が寄ってきている実感が強かったのです。
そして隙間に押し込めたかのような印象でした。

実際にはミクロン単位での移動はすぐに起こるようです。
そうは言ってもまだ許容範囲のタイミングだったのでしょう。
1日もすると違和感はなくなっていきました。

元通りというだけのことでしょうが噛み合わせもより良くなったような気分でした。
それにしても口腔内のバランスというものは絶妙なものだと実感します。
どこかが崩れたらそれを埋め合わせるように動きが起きるのです。

問題はそれが全体としては望ましくない変化になってしまうということです。
特に気づかないままでいたら直しにくい状況にまでいってしまうことでしょう。
そう考えるといかにネガティヴな変化に速く対応できるかは重要なことだと感じます。

歯に限らず注意していこうと思います。

谷 孝祐
2017.3.23 17:38