気がつけばこの2月は随分と移動が多いものです。
大学院がほぼ休みということもあるでしょう。
そういう時に意識していないとこういうことになるのでしょうか。
空いているところに予定が入っていくとそうなのでしょう。
今月は自宅にあと1回しか泊まりません。
しかも夜遅くに帰って翌日の昼には飛行機に乗るという感じです。
ちなみにその午前中には打ち合わせが入っています。
これに気づいて家に何泊するのかスケジュールを見返してみました。
数えてみると9泊ということで少ないような多いようなというところです。
ただその大部分は第2週です。
そんなわけで基本的にその週以外はいないという感じなわけです。
とはいえこういったことはそんなに珍しいことではありません。
海外に行く時であればなおさらです。
そうなれば全くいない月もあったわけです。
国内に限っても過去最低は3泊です。
しかしここ数年はそこまでのことはありませんでした。
なので久々という実感です。
こうなるとどこにいるのかという認識が曖昧になるのが面白いところです。
過去にもそうでしたが今回は一層それが強いように感じます。
これはどの地にも帰属していないような感覚です。
結果的に不安定なような自分自身に帰属するしかないような状況です。
特にこの数日はその傾向が強いです。
九州から関西へ行き一度自宅に帰ってすぐ東北へというスピード感の影響かもしれません。
まるでシーンがパシャパシャと変わっていくかのようす。
目の前の現実がより客観的な観察者か観客のような距離感でとらえられます。
言語化は難しいですが何かから引き剥がされたかのような体感もあります。
かといって不安もありません。
一方で何かがあるわけでもありません。
あえて言うなら無と有が融合しているかのようです。
真空状態とはこんな感覚なのでしょうか。
論理的に定義することはできませんがそんな気がします。
そしてこれが自分にとってどんな意味があるかも不可解です。
ひとまず宙空の時を味わってみようと思います。
谷 孝祐
2017.2.17 18:34