数日前から子どもの様子が変わりました。
週末に実家に預けていた反動があとから出たのでしょうか。
それともそういう時期がやってきたのでしょうか。
どこか今までよりも聞き分けが良くなくなったのです。
とりあえず嫌がってみるというところでしょうか。
まだ早いはずですがイヤイヤ期とも言われる第一次反抗期の始まりかもしれません。
そんなわけで困らせられる場合もあります。
もともと主張がハッキリしているのでより顕著とも言えるかもしれません。
構って欲しい時は親を引きずり回すような印象です。
それでも距離感を保っていればそこまででもありません。
なのでまだまだ軽いものなのかもしれません。
子どもにしてはわきまえている感じもなくはないという印象です。
コントロール不可能な存在と見なせば自由闊達とも評価できるでしょう。
それはさておきふと興味を持ったことがありました。
その日は寝るのが嫌だったらしくなかなか眠りに落ちませんでした。
目を閉じて少しして離れようとすると起きてしまうのです。
親が交代で1時間ほど一進一退の根くらべというところでした。
明らかに眠いはずなのになかなかの根性です。
そんな中で疑問がわいてきました。
なぜこういった時期がやってくるのかと思ったわけです。
ということで下腹部に手を当ててあやしながら状態を観察してみました。
そうすると個としての意識が芽生えているような気がしました。
自分という認識ができ始めているのかもしれません。
それとともに精神と言われる領域も形成されてきているのかもしれません。
これはある意味において親との分離を意味しそうです。
だからなのかいつもより一緒にいることを求めてきます。
今まで子どもを置いて出かける時に泣かれることはほぼなかったのですが最近は毎回のことです。
それはまるでもう帰ってこないと思っているかのような勢いです。
基本的に何があってもあっけらかんとしているタイプなのに離れた後で引きずっていることもあるらしいです。
子どもは大人が想像している以上に激動とも感じるような変化の最中にいることが実感をもって推測できたのでした。
この時期の成長は本人にとっては大変な試練でもありそうです。
記憶にアクセスできたら自分自身のこの頃を思い出してみたいものです。
谷 孝祐
2016.9.29 14:54