初測定の自分の脳波の傾向 | 3年前のしこうの楽しみ

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先日とある会社を訪問しました。
目的はそこで販売している脳波計を見せてもらうためです。
ネットで調べていて研究用としてなかなかよさそうだったので興味を持ったのでした。

また長期的には瞑想状態の評価などにも応用できるかもしれないという期待がありました。
そんなわけでひとまず実際に体験させてもらおうということでした。
すでに導入している研究機関も多数あり念のための確認というイメージでした。

到着するとすでに準備がされていてすぐに使ってみることになりました。
自分の脳波を測ることは初めてでした。
一回目は目を開けて測定しました。

基本的に閉眼でということでしたがモニターを見ていたかったためです。
するとα波の10Hzが強く出ていたようでした。
α波はリラックス状態の時に出る脳波で8~12Hzくらいの帯域だったと思います。

それと共に低周波もそれなりに出ていました。
これは開眼の影響の可能性が高いということで目を閉じて再測定してみることにしました。
今度は真面目にセオリー通りに測ったわけです。

そうするとピークが8Hzになりました。
深いα状態になったということです。
低周波帯はノイズがなくなったとはいえ大きくは減らなかった印象でした。

とはいえこの結果は自分の実感と一致するものでした。
ここまでは簡単にできる前頭部での計測でした。
よりノイズの影響を受けにくいセンサーもあるということでそれも試してみることにしました。

これはペーストを頭皮につけなければならないハードルはあるものの測定位置を自由に選べるメリットがあります。
ということで側頭部のあたりでチャレンジしてみることにしました。
せっかくなので今度はストレスのある状態であるβ波が出るように意識してみました。

呼吸を浅く速くして体にも少し力を入れて緊張状態を作りました。
そうすると面白いことが起きました。
眼球が勝手にクルクルと動き出したのです。

それはREM(急速眼球運動)のような痙攣のような状態でした。
こんなことは初めてでしたが緊張状態では見え方が変わってしまうことが推測できました。
ちなみに筋肉の動きが大きくなると脳波は測定不能になるのでこの間は測ることができませんでした。

この回は一時的に高周波が出たもののピークは12Hzでした。
結局のところならすと概ねα波だったと言えます。
そして同行してもらった『脳の取扱説明書』著者はこの結果を面白がっていました。

どうやら普通ではないらしいのです。
日常的に瞑想状態であるということが言えるのかもしれません。
今後はいろいろ試してみて脳波という見地からの視点も深めてみようと思います。

谷 孝祐
2016.9.22 16:25