登山を終えて5日ほど経ちました。
筋肉痛はなかったもののやはり疲れたことに変わりなかったのでしょう。
そこまでの自覚はありませんがやっと回復してきたように思います。
面白かったのはこの期間はいつもよりお肉を食べる気になったことです。
そもそも山中ではタンパク質が足りていなかったと推測されます。
山小屋では卵が主たるタンパク源である印象でした。
もちろんお肉やお魚が出ることもありますが十分な量ではありません。
なので卵が食べられないと必然的に不足してしまうわけです。
そのため後から補おうとしているのでしょう。
また食べられる量も増加しているように感じます。
満腹になるのが普段よりも遅い感覚があります。
そして消化も早いような様子です。
夜遅くに食事して寝ても朝には空腹になっています。
これは自分にとっては異例のことです。
なんだか若かりし頃に戻ったような感じです。
やはり体が栄養補給を求めているのでしょう。
これはこれで健康的とも言えるのかもしれません。
そのように考えていると食事との関わりに変化が出ていることに気がつきました。
より意識的に食べられているような感じがあるのです。
自分にとって摂取したいものが明確にとらえやすい印象です。
また食事中の状態の変化も逐一モニタリングできていそうです。
これは食べるスピード調整に影響を与えているでしょう。
結果的に満腹感に向かう過程が鮮明に知覚できています。
こうなると食事を楽しめる度合いも上がってくるのでしょうか。
より心理的にも受け取れているのかもしれません。
もしかしたら味覚も繊細になっていることでしょう。
今の感覚を維持して毎食の喜びをキャッチしていこうと思います。
それにしてもこの実感から意識のメッシュの細かさの重要性が再確認されました。
ここでいう細かさとはどれだけ短い時間で意識的に情報をキャッチできるかというイメージです。
とはいえあまりここを重点的に取り扱ったことはありません。
今後はこの部分も磨かれるよう意図していくことにします。
谷 孝祐
2016.9.17 10:58