10年目の自由の女神 | 3年前のしこうの楽しみ

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ニューヨークでのことです。
今回の主な目的はトランジットでした。
しかし久々ということもありちょっとだけ滞在しました。

特に何かしたいことがあったわけではありません。
なのでフリーの時間がありました。
たまにはホテルでのんびり過ごすのも良いかと考えていました。

ただカリブを経つ少し前に思い立ったことがあったのでした。
それは自由の女神に行ってみてはどうかというものでした。
ニューヨークには何度となく来ているものの有名観光地にほとんど赴いたことがありません。

美術館やオペラなどの芸術関係のみです。
あとはレストランやホテルくらいでしょうか。
おそらく10回目くらいですがこの状況に気づいていませんでした。

そもそも興味がなかったとも言えるかもしれません。
自由の女神は初めての時に遠くから眺めて満足したのでした。
そんなわけでフラッと立ち寄る気分でいました。

ところがその日の朝にネットで調べると案外大変そうな感じでした。
行き方を知りたかっただけでしたが半日がかりの様子でした。
混雑するということを想定していなかったわけです。

事前にチケットを予約していないと長い列に並ばなければならなそうでした。
確かに有名美術館もそうなので同様かと推測できたのでした。
正直なところそこまでして行く気にはなりませんでした。

とはいえこんな機会もなかなかありません。
それこそ事前に予約してまでという発想は今後もないでしょう。
あるとすれば誰かを連れて行くことになった場合のみなわけです。

ということで船の乗り場まで行ってひどい混雑だったらそこから見るだけにしようと決めました。
地下鉄を乗り継いで到着すると意外な状況でした。
チケットがほとんど待たずに買えた上に船にもスムーズに乗れたのでした。

自由の女神のある島に渡ってもそこまで人も多くなくのんびりとした雰囲気でした。
そして帰りの船も待たされませんでした。
とてもラッキーな日だったのでしょうか。

ゆっくり楽しむことができたのでした。
神社でもないのにどこか何かに招かれたような気分でした。
そのくらい滞りなく行ってこれたのです。

また実際に間近で見るとその価値が実感できました。
あの大きさなのに美術館にあるブロンズ像のような芸術性を感じたのです。
遠くからでは分からない生きているかのような実体感と存在感がありました。

さすがフランス人というところでしょうか。
フリーメーソンと関係する謎があるというのもどこか納得したのでした。

谷 孝祐
2016.9.8 9:33