スキー上達の意外な秘訣 | 3年前のしこうの楽しみ

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ここしばらく覚醒スキー合宿で連日スキーをしていました。
ここまで毎日朝から滑ったのもいつぶりだろうかという印象です。
学生の頃にあったかどうかというくらいでしょう。

それでも毎朝8:00に出発することはなかったと思います。
まるで出社するかのようなルーティンです。
そういう意味においては初めてのことかもしれません。

ただ主観的にはやる気に満ちているというわけでもありません。
何となく淡々と行き続けていたという感覚です。
そしてその半分以上は子どもが一緒でした。

昨年12月の時にも背負って滑りましたが時間は短いものでした。
なので今回がスキー場本格デビューと言えそうです。
もちろん十分に休憩は取るものの朝から夕方まで外にいたという状況です。

しかしそれを嫌がる様子はありません。
車に乗っているのと似たようなものなのか背中でよく寝ています。
完全に力が抜けていびきをかいているようなこともありました。

ただ滑り終わった後は比較的テンションが高めなので好きなのかもしれません。
物理的にくっついている時間が長いからか以前よりも父親に対する距離感も縮まっている様子です。
またそれくらい滑ると次第にこちらも慣れてくるから面白いものです。

背中にいることが全く気にならなくなってくるのです。
結果的により良い姿勢でスキー板の上に立っていられるようになりました。
もちろん無茶をすることはないもののどんな斜面でも快適に滑ることができるようになりました。

意外にも効率的なトレーニングになるようです。
ある程度の重さがあるので筋力アップにつながることは容易に想像がつくでしょう。
ところがそれ以上に体軸を安定させるのに効果がありました。

軸がブレてしまうと危険性が増すことからいつもより注意するわけです。
そのため結果的に安定感が高まるわけです。
すると体の使い方も無駄がなくなるという好循環です。

当然本格的な練習はできないものの基礎力向上につながるイメージです。
重みがあるため適切な重心の意位置もとらえやすく微調整の感覚も磨かれたように思います。
そんなわけで単なる子守というよりも意義深い時間を過ごすことができました。

どんな作業でもミスできない状況によって磨かれるものがあるものだと再確認したのでした。
この体験を生かして自分の滑りをさらに洗練させていこうと思います。

谷 孝祐
2016.1.30 22:50