過去のスキー技術から | 3年前のしこうの楽しみ

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覚醒スキー合宿での夜のことです。
話の流れで何となくDVDを見ることになりました。
それはコブ斜面を攻略する目的のものでした。

レクチャーしているのは技術選二連覇したこともある方です。
技術選とは日本のスキーデモンストレーターの最高峰の大会です。
つまり日本のトップスキーヤーということもできるでしょう。

そして特にコブが得意というところでした。
個人的にはその内容に興味があったわけではありませんが、そこで語られている技術がどのくらい参考になるのか意見を聞かせて欲しいということで見たのでした。
もちろんその滑りは尊敬に値する圧巻のものでした。

明らかに高い身体能力と筋力を見せつけられるかのようでした。
ただ10年前のものということで懐かしい印象もありました。
昔は自分もそんなことを意識して練習したものだという感じです。

ただそれは個人的には15年前くらいのことです。
その時期があったからこそコブを臆せず難なく滑れるようになったことは事実でしょう。
しかしこの期間はスキー教程というスキーの教科書が右往左往した時期でもあります

カービングスキーという昔の棒状のスキー板からマテリアルが進化してからというものの、理想とされる滑りは年々変化してきていました。
今や当時とは逆のことを注意しなければならないこともあるくらいです。
ということであまり参考にはしない方が得策と思われました。

道具が変われば技術も変わるわけです。
そして今のトレンドは現在のマテリアルに合わせたものと考えることができるわけです。
つまり、もし10年前のスキー板を使っていればそれで良いのですが、そんな人はほとんどいないわけです。

板も消耗品で劣化していくので買い替えが必要です。
またここ1、2年でも進化しています。
ただこれは良い機会になりました。

こんなこともなければ具体的にスキー技術の何が変わったのかを比較することもありませんでした。
そんなことは必要ないとも言えなくはありませんが、頭の中が整理されることでより的確に今の方法論を受け取ることができるように感じます。
また、同時にいかに正確な情報を入れるかがどれだけ重要かということも実感できました。

今回のケースだと10年前のレクチャーを信じて練習したら上達が難しくなってしまうわけです。
そういう意味において誰から習うかということは特に大切でしょう。
この気づきを生かして上達に結びつけていこうと思います。

谷 孝祐
2016.1.29 22:01