フランスよりアイスランドにやってきました。
今までは、北大西洋上のヨーロッパとアメリカの間にある島国という雑なイメージしかなく、別世界で遠い場所というイメージがありました。
しかし、パリから行くと想像ほどは遠くないものだということが実感できました。
フライトは3時間ちょっとくらいで、イギリス上空を越えたら半分くらいは経過しているという状況でした。
個人的には、東京から香港に行くフライトで日本の領域を出たらあと少しで着くという感覚を持つのに似たようなイメージでした。
そんなことから、この国がヨーロッパに区分されている状況が、歴史的背景だけでなく地理的にも納得できたのでした。
とはいえ、到着してみると別世界であることは確かです。
北極圏直下という高緯度の割に暖流の影響で温かいとはいえ、この時期で気温は10℃ないくらいでした。
そして、空港から首都レイキャビクのホテルまでの移動でこの国が意外に広いことを体感しました。
調べてみると日本の3分の1くらいの広さに30万人強が暮らしているとのことでした。
この移動は、ときおり集落程度の小さな街は通過するものの、どことなく殺伐とした雰囲気の草地を50kmほど走るという状況で、ブルゴーニュの豊かな丘の風景との対称性が印象的でした。
そのギャップからなのか、北極に近づいたことによって地磁気の密度が高まったからなのか、他の目に見えない影響なのか、突然体調を崩しました。
ホテルに夕方に到着して少し落ち着いたらラウンジに行きました。
ハッピーアワーのサービス中だったので、そこでサンドイッチなどの軽食をつまみながらビールを1杯飲んで部屋に戻りました。
すると急に悪寒が始まりました。
寒くて体が震えて、ラウンジから持ってきたテイクアウト用のコーヒーをこぼしてしまうほどでした。
布団に入っても寒気は全く変わらなかったので、スパにあるスチームサウナで温めることにしました。
この対処のおかげでなんとか寒気はおさまり、布団に入っていられるくらいにはなったので横になっていることにしました。
すると、寝返りをうつことすら億劫なくらい体が動かなくなり、起き上がることが全くできなくなりました。
かといって、眠ることもできずにただ時間が過ぎていくようでした。
寝ているのか寝てないのか分からないような意識状態が朝まで続き、やっと起き上がることができました。
状況から言うと、サンドイッチに入っていたサーモンにあたったという推定が正しいように思いますが、感覚的にはそうではないような気がします。
アイスランド入域の洗礼だったのでしょうか。
実際は様々な原因が複合的に絡み合ってのことかもしれません。
起き上がれるようになると病み上がりのような頭の痛さが少しあるものの、活動するには問題ないくらいの体調になっていました。
とはいえ、口にするものにはもう少し気を払おうと思ったのでした。
谷 孝祐
2015.9.5 19:32