広告の落とし穴 | 3年前のしこうの楽しみ

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お世話になっている顧問弁護士事務所のセミナーに参加しました。
今まで何度かご案内はいただいていたのですが、海外滞在中などで予定が合わずに見送っていました。
今回もすでに先約があって顕在意識的にはそこまで興味がなかったものの、新年早々に何となく重要度が高い気がしてきてスケジュール変更をしたのでした。

そんなわけで初めての参加でした。
テーマは景品表示法についてでした。
簡単にいうなら不当な広告を禁止する法律です。

昨年、この法律の改定があって、気にする必要が増しているというような内容で、具体的な抵触案件も交えながら話してくれました。
正直な印象は、そこまで厳しくなっているのかという感じでした。
ごく一般的になされていることでも問題に当たる場合はあるようで、業界大手が一度に何社も同時に行政処分になった案件もあったそうです。

もちろん、事業規模によって求められるレベルは変わってくるのですが、小規模であっても対応が求められるようになる時期はそんなに遠くないように感じました。
実際は事実の羅列のようなセミナー構成でしたが、人によっては不安を煽られているようにとらえかねないようにも思いました。
そんなわけで、最後の質疑応答は不安ベースの個人的なものに終始した状況だったように見受けられ、コンプライアンスへの意識の高さと言っても立ち位置次第で紙一重だという印象を持ちました。

それでは自分の首を締めかねないと思うような様子でした。
しかし、個人的には久々のセミナー参加者という立場で、なかなか楽しめたように思います。
概念をどう扱うかという学びにもなりました。

すぐには完全な対応が困難な部分もありますが、時代を先取りしていく一つのツールを見せてもらえたようにも感じます。
それはありのままの状況をそのまま伝え、相手である消費者の意思決定に過剰な影響を与えないということが求められる時代に移行していることを意味するのかもしれません。
結局は、当たり前のことを当たり前に行っていくことが重要なのでしょう。

谷 孝祐
2015.1.21 23:25