お金の移動という視点から | 3年前のしこうの楽しみ

3年前のしこうの楽しみ

ブログの説明を入力します。

美容室のシャンプー台に横になっている時のことでした。
リラックスできていたのか、それとも何かの影響を受けたのか、突拍子もないトピックが頭に浮かんできました。
それは、稼ぐということの本質的なとらえ方についてでした。

突然、自分の口座から自分の口座へお金を移動することと大きな違いはないのではないかという発想が出てきたのです。
もちろん税務上の違いはありますが、お金の移動や循環という観点からはそこまで大きな違いがないのかもしれません。
単純にA地点からB地点に移動するだけです。

この移動に対して、必要な方法やかかる費用が異なるというとらえ方ができるように思ったわけです。
なかなか面白い視点だと思い、少し具体的に深めてみることにしました。
自分の口座間の移動であれば、ATMやネットバンキングでしかるべき手順で操作を行うことで移動ができるでしょう。

それに対し、稼ぐのであれば、価値を生み出して提供して回収するという、しかるべき活動を行うことで移動が生まれるでしょう。
この違いを違うととらえるか、そんなに違いはないととらえるかは本人の主観によるところのように思います。
一般的には稼ぐことの方が難しいと感じている人が多いように見受けられますが、場合によっては自分の口座間の移動の方が難しいと思う人がいないとも言いきれません。

要するに慣れの問題だということです。
稼ぐことの方が通常は必要な手順が多く全容が把握しにくいという性質があるために難しく感じやすいと推測できますが、その一連の流れが無意識にできてしまうという人がいてもおかしくはないでしょう。
逆に暗証番号やパスワードが覚えられなかったり書いてあったメモをなくしてしまうことが頻繁な人や、そもそも機械の操作が極端に苦手で滅多にうまくできることがないという人がいてもおかしくはないでしょう。

少なくとも銀行という概念がない時代においては、自分の口座間の移動の方が存在すらしなかったわけです。
それなのになぜ多くの人は稼ぐことに難しさを感じるのでしょうか。
その答えを探る価値はありそうです。

谷 孝祐
2015.1.20 1:49