なんだかんだ一年の大部分かかった、今年の重要作業の一つであった出版原稿のチェックが終わったからでしょうか。
それとも台風が何か余計なものを吹き飛ばしてくれたのでしょうか。
突如として保留となっていた案件が進みました。
そのうち一つは中央アジアに旅立つ前から決めようと思っていた年内のとある数日間の予定でした。
中途半端に決まっていて、細かい部分が良い案が思いつかずにスタックしたままになっていたものでした。
選択肢が中途半端に多かったというのが原因でした。
何がひっかかっていたのか分かりませんが、選択の方針がすっと決まりあとは早いものでした。
もう一つは来年の企画についてでした。
こちらは6月ごろから考え始めていましたが、どうもしっくりくる答えまで行きつけていませんでした。
結果的に昨年よりも時間がかかってしまいました。
しかし、同じようにこちらも方針がすっと決まりそれなりに安定した感じがありました。
具体的な部分はまだ明確ではないものの、イメージは固まってあとは現実的な調整するのみというところまでいきました。
そして何かが決まる時はこんなものなのかと思いました。
今までああでもないこうでもないと考えていたのが嘘のようです。
もちろんもがいたからこそ答えのどこかにに反映されているというのもあるでしょうが、直接関係ないものでも完了させるべきものを完了させることが影響を与えることもあるという実感がありました。
まるでクリアすべき課題が終わったから答えが与えられたかのような気分です。
それをわかっていれば、もがくのももっと心理的に余裕が持てたことでしょう。
そう思うと、最終的には良い形で決まることに対して、どこか信頼しきれていない部分があったような気がしました。
それは一体なんだったのでしょうか。
そこに意識を向けると早く決めなければというささやかな脅迫観念だったようです。
それは悩む状態から逃れたい心情から生まれたようでした。
決まらない時は、もう少し楽しみながら右往左往する心理状態に移行しようと思いました。
谷孝祐
2014.10.14 22:52