地球が丸い実感 | 3年前のしこうの楽しみ

3年前のしこうの楽しみ

ブログの説明を入力します。

 

海の見えるホテルに滞在しました。
高台から入り組んだ地形の中心に海がのぞめます。
なんとも穏やかな風景です。

なぜそんな場所にホテルがあるのか疑問に思う感じもあります。
さほど便も良くなく殊更目的となるようなものもないような所です。
あえていうならマリーナがあるくらいでしょうか。

あまりお客さんが来るようには思えない立地です。
そんなところでふと感じたことがありました。
海が今までになかった見え方がするのです。

左右の広がりにおいて地球が曲面だと視覚的にとらえられるのです。
海などの広い場所では前後の奥行きが曲面である見え方は今では普通になりましたが、これは初めてでした。
もしかしたら地形による錯覚かもしれません。

もしくは地形がその知覚を助けてくれたのかもしれません。
どちらにせよ、一番高く見える中心部から左右に下がっていっているように見えました。
もちろん非常に微々たる違いです。

また、当然手前と奥にも下がっていっているように見えます。
つまり中央部が一番高く見えるのです。
球体の表面では概念的にはこの見え方が正しいのは確かです。

ただ、この正しい見え方がするとは思ったこともありませんでした。
多くの人がそうであると思うように、風景の左右の広がりは平面的に見えていたのです。
何によって今回の見え方が生み出されたのかは特定できませんが、結果的に地球が丸いという認識が実感をもって腑に落ちたようでした。

そして不思議なことに、それがなぜだか安心感につながったのでした。
地球にいることの何とも言えない安心感です。
実態と認識が一致することは、それだけで安心感を生み出すのでしょうか。

そうであるなら勘違いは不安の原因にもなりそうに思います。
より正しい認識を積み重ねたいと感じたのでした。

谷孝祐
2014.7.14 19:38