治療による差はあるのか | 3年前のしこうの楽しみ

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不妊治療の話題から、もう一つ気になったことがありました。
それは、治療をへた子どもと治療をへていない子どもの間では、バーストラウマやインナーチャイルドに差ができるのだろうかということです。
これらの概念を学んだ時は、不妊治療に関する記述はありませんでした。

もちろん、結局は様々な要因が絡んで決まってくることなので、どちらが多いとか少ないとかということは一概に言えないでしょう。
現実的には個人差がありすぎて、そこまで単純ではないということです。
しかし、傾向性が見出せる可能性はあります。

そんなわけで憶測の世界に入ったのでした。
治療をへている場合、強く望まれる出産である可能性が高く、バーストラウマが少なくなる可能性も感じられます。
ただ、可愛さ余って過保護になりインナーチャイルドを大きくしてしまうかもしれませんし、多大なる努力によって得た成果であれば自分の所有物のように無意識に感じて接してしまいやすいかもしれません。

しかし、受精というプロセスに人為的に関与した影響が出るのかどうかは全くわかりません。
人工授精であればあまり自然なプロセスと大きく変わらないようにもとらえられますが、体外受精や顕微受精の場合は明らかに自然な状態とは環境が異なります。
そのストレスがあるのかないのかは未知の領域です。

そういう意味で、受精時の環境がその人生に与える影響ということで気になる部分ではあります。
自分自身の胎児期の記憶はおぼろげながらあっても受精時の記憶はないと思いながら、探ることの困難さを強く認識したのでした。
まだ脳も何もない段階だからそれは当然といえば当然なのかもしれません。

卵子提供・精子提供や代理出産などの場合は、無意識に育ての親との不一致感を恒常的に抱き、つまり簡単に例示するなら「自分はこの親の子ではなく拾われたのかもしれない」という想いが形成される可能性はありそうです。
もちろんこれが真実であればインナーチャイルドが大きくなるでしょう。

出産方法の良し悪しを論じるのではなく、それぞれにあったケアを社会は模索する方が重要なのかもしれないと感じたのでした。

谷孝祐
2014.6.28 22:49