この旅で初めてホテルに余裕をもって着くことができました。
基本的に予定がタイトなので、どうしても思った通りの時間で進まないことがほとんどです。
案外、駐車場が見つからずに時間をロスすることも多いものです。
しかし、この日は初めて予定通りにいったのでした。
思っていたよりも早めに到着できたので、街を散策したあと、スパのトリートメントを受けることにしました。
この地まで、そんな時間すらなく長距離の運転だったため、少しは体の状態を整えたかったのです。
しかし、これが面白い体験となりました。
スパのレセプションに行くとスタッフが誰もいなく、カウンター前でやっぱりやめようかと考えていると、トリートメントを終えたセラピストが出てきました。
どうやらこの日は、この人一人でスパ全体を担当しているようでした。
予約をお願いしようと話しかけると、英語があまり通じない様子でした。
そして、時間やメニューについては、英語での予約が困難な状況でした。
どうやら数字も分からないようです。
お互いがわかる範囲の英語とドイツ語が混ざったコミュニケーションで、何とか18:45からのトリートメントを予約することができました。
そして、その前にサウナに入りたいことを伝えて立ち去りました。
その分の時間を考えて早めにスパに戻ってくると、10分間待ってくれと言われました。
少しおかしいと思いつつも、近くにあったドイツの健康雑誌を読めないながらに読みながら待っていました。
大々的にホメオパシーの記事が載っていたり、印の組み方が載っていたりと、想像以上にドイツではそういったことがスタンダードであることが感じられました。
これは貴重な体験でした。
しかし、どうやらセラピストは勘違いをしていたようで、10分たったあと、トリートメントルームに通されました。
もう一度サウナに行きたいことを伝えて、理解してもらえました。
ちなみにサウナのあとのトリートメントも、50分でお願いしていたのが、25分のメニューと間違えられていました。
もちろん、ほとんど話すことはないものの、トリートメント中は全てドイツ語でした。
ここまで英語が通じないスパは初めてでした。
それでも、トリートメントはなかなか上手で体はリフレッシュすることができ、目的は達せられました。
状況によっては、筆談も重要なのだということを学びました。
谷孝祐
2014.3.11 16:15