車の運転と人生 | 3年前のしこうの楽しみ

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先日、一人で京都から東京まで車で帰った時のことでした。
こういった移動をすることが増えたことからか、自分の中で変化が起きていることに気づきました。
以前であれば、当然のように長距離移動ととらえて、無意識的に少し構えていたように思います。

今回、その構えた感じがなくなっていたのでした。
近所から家に帰るくらい、気楽な感覚に変わっていたのです。
もちろん、無意識的に長距離を意識してしまっていたことなので、こうなってみて初めて構えていたこととそれがなくなったことを同時に知覚できたわけで、特に何か取り組んだというわけではありません。

単純に慣れたということでしょうか。
変化してみて今までの状態に気づくということはよくあることですが、よりリラックスしていられるようになったことで受け取れるものが広がった可能性があります。
道中はほぼずっと、時には非常に強くなる雨の中のドライブでした。

そんな中、運転と人生の類似性に意識が向きました。
前も見えにくく通常よりは危険性が高い状況だったためかもしれません。

運転の基本は正確な認知・判断・操作であると教習所で習った記憶がありますが、人生も同じ要素が重要なように感じたのです。
運転の場合、その場での交通の状況と自分の力量を認知し、それを元にどうするのか(適正スピードや車線変更の必要性や休憩するかどうかなど)を判断し、最後に操作という形で車を動かす、という一連の作業が求められます。

似たように人生の場合も、自分のおかれた環境と自分の精神状態や能力を認識し、それを元に様々な選択を行い、最後に行動という形で自分を動かすことで物事がスムーズに進むのではないでしょうか。
もちろん、どちらの場合も目的地が決まっていなければ、止まったままか流されたままになりがちでしょう。

何かがうまくいかない時、このモデルは問題点を見つけ出すのに有効かもしれません。

谷孝祐
2014.3.4 16:03