手間は嫌いか | 3年前のしこうの楽しみ

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エネルギー勉強会に向けて、リチャード・ガーバー著『ヴァイブレーショナルメディスン』を読み返しました。
もう数年ぶりのことです。

今回は、内容を伝えるために読むということで、どうしても入念にならざるを得なかったようです。
行間も理解しながら進めると第一章を通読するだけで三時間くらいかかってしまいました。
それとともに、確かに内容が難しいと感じる人が多いのも納得できました。

文章の構造やその場で使われている言葉の意味を明確にしながら追っていったわけですが、論理立てた説明文というよりはエッセイのような印象です。
それでありながら内容は日常的な感覚とは乖離しているので、実感が伴いにくい性質があります。
結果的に、そこに書かれている論理構築を浮き彫りにしながら理解する必要がありました。

また、個人的には好みのスタイルではありますが、同じ単語の重複を嫌ってなのか同じ意味を別の単語で表現している部分も多かったように思います。
やっていて、だんだん出版前の原稿をチェックしているような気分になってきました。
そして、訳が良くないと言われることも多いのですが、原文のニュアンスを忠実に再現しようとしたことも感じ取れました。

何を目的にするかによって評価は異なりますが、読み解けるのであればベストな訳のようにも思いました。
また、自分は案外こういった作業が嫌いでないことに気づきました。
主観的には、手間のかかることでできれば避けたいことのようにとらえていたのですが、そうでもないようで、数時間没頭できてしまいます。

そこで、この主観がなぜ作られたのかを推測しました。
それは、没頭しすぎると他の作業に支障が出たり、体を酷使してしまったりというデメリットがあったからのように思います。
そういった体験が中学生・高校生の頃にあったと記憶しています。

今では、こういったデメリットも意識に入れながら没頭できるようになったようなので、誤った主観を改善したいと思います。

谷 孝祐
2014.1.25 13:30