自己認識の重要な補正 | 3年前のしこうの楽しみ

3年前のしこうの楽しみ

ブログの説明を入力します。

正確な自己認識を持つ上で、身の丈を知ることは非常に重要だと思います。
しかし、これは自己認識の中でも一番不正確になりやすいことのようにも感じます。

一般的に自分を客観視できていない人ほど自分を大きくとらえてしまう傾向があるかもしれません。
例えば、できないことをできると言ってしまったり、できていないのにできているという認識を持ってしまったり、 相手よりも上の立ち位置をとってしまったり、という具合にです。

逆に自分をある程度客観視できている人ほど自分を小さくとらえてしまう傾向があるかもしれません。
例えば、できるけど自信のないことをできないと言ってしまったり、 必要とされている程度はできているのに十分にできていないと認識してしまったり、 相手よりもへりくだった立ち位置をとってしまったり、という具合にです。

どちらも不正確である上では変わりありません。
そして、身の丈を知らない度合いが大きいとどちらにせよ信用されにくくなることでしょう。

また、誰しもがこの両面を持っていることから、気をつけたい要素ではあります。
相手によって態度が変わってしまう人ほどこの不正確さが顕著かもしれません。
では、なぜこのズレは生じるのでしょうか。

観察している限りでは、自己否定が原因ではないかと思います。
自己否定が強く、それを感じていない場合に起きやすいように思います。

それは、自己否定に対して感じないようにしようという力がかかっているためで、 価値のない自分を感じなくて済むように自分に価値があるように見せようと無意識にしてしまうためです。
結果的に自分を大きく認識しようとしてしまいます。

しかし、相手が明らかに自分より上であったり、自分の力量を見破られそうな相手だったりする場合は、 価値のない自分を感じなくて済むように自分に価値がないように見せようと無意識にしてしまうためです。
結果的に自分を小さく認識しようとしてしまいます。

まずはありのままの自分を認めようという意図を持つことから始めると、このズレは補正されていくように思います。

2013.12.5 16:09 谷孝祐