至福の温泉よりスタート | 3年前のしこうの楽しみ

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蓮華温泉という白馬に近い新潟の山の中にある温泉ロッジから登山を始めました。
この温泉までは車で入れるので、ここが前泊に適していたので、宿泊しました。
そんなことで、山小屋のイメージで行ったため、思いの外よい場所に感じました。

源泉が五種類あり、そのうち四つは脱衣所もない露天風呂です。
そして、山道を少し登って行く必要があります。
近い所で五分くらい、遠い場所で二十分くらいかかります。

到着が遅くなってしまったので、夕食のあとに、真っ暗な中をヘッドライト頼りに入りに行ってみました。
幸い貸し切りで入ることができ、この上ない豊かさを味わうことができました。

自然と一体となる感覚を越えた、自然の一部であることを感じる至福です。
それぞれの泉質も非常に良く、疲れが一気に消えていくようでした。

こういう温泉であれば、明らかに湯治の効果が望める実感がありました。
おかげで、体が回復した状態で登山に臨めました。

行程は、蓮華温泉をスタートして白馬三山を経て、天狗山荘というところに至るというものでした。
標準歩行時間が十時間ほどの行程でした。

今回は長距離ということもあり、ペース配分を意識し、全行程を八時間四十五分くらいで走破できました。
思ったより暑かったのか、最初の白馬岳手前辺りから脱水症状になり、なかなか厳しい場面もありましたが、その近くで昼食休憩をとったことで、かなり回復しました。

常に、スピードではなく、使う力が均等になるように意識しました。
そうすると、脱水症状は別問題として、肉体的な負担が今までよりも軽減されていることに気付きました。
体の状態を常に意識しながら、登るのには良い方法でした。

この方法は、登山以外の作業にも生かせるように思います。
登山では、登りもあれば下りもれば、たまに平坦なところもあります。
実際の作業でも似たように、楽にこなせるものもあれば、目をつぶりたいくらい大変なこともあれば、細心の注意が必要なこともあるでしょう。

楽にこなせることであれば、そこまでの労力はいらないかもしれません。
また、大変なことは大きな労力が必要かもしれません。
それでも、出来る限り同じ労力をかけ続けるようにしてみるのです。

結果的に、楽なことは早く、大変なことは時間をかける必要がある可能性が高いでしょう。
それでもやってみると、気づいてみたら総合的に一番効率的だったということもあるでしょう。

2013.8.27 20:12 谷孝祐