意外な来訪車 | 3年前のしこうの楽しみ

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車の点検がありました。
自宅まで取りに来てくれるとのことで、予定の時間に営業の方がやってきました。

鍵を渡してそのまま乗って行くものだと思っていましたが、乗ってきた車を置いていっても良いですか、という話になりました。
もちろんいいですということで、駐車場の車を入れ替えるために外に出ました。
そこで少し驚きました。

SLK(写真の車)が止まっていたのです。
そして、もし良かったら乗って下さいと、代車として置いていきました。
オープンカーを所有しようと思うことはないのですが、このような機会に乗れるのは嬉しいものです。

幸いオープンで走るのも悪くない気候だったので、少しだけ出かけることにしました。
乗ってみると雰囲気はとてもよく、運転もしやすいので、この車が売れていることに納得でした。
もちろん、生粋のスポーツカーのような乗り味に比べたら至って普通という印象ですが、逆にそれが受け入れられやすい要素のように思います。

普通といっても車の動きはスポーティーな、つまりスポーツカー特有の曲がる時の感覚が楽しめるということもあって、本気で走ることを考えなければ十分なのかもしれません。
そういえば、国産車にしか興味がなかったところから、輸入車に目が向くようになったきっかけの一つがこの代車でした。

一日とか数日だけのことなので、たいした違いではないと言えばそうですが、その間に無駄にドライブに行きたくなるような車を貸してもらえるのとそうでないのでは、楽しみの最大化という観点からは大きく違うように思います。
それが実感できたのは収穫でした。

結局、大きな楽しみも、継続的な楽しみも、毎日の小さな楽しみからの連続なのではないでしょうか。
そんなところに気をきかせてくれる営業マンは、なかなか憎い、無言の営業を爽やかにしているようにも思います。
実際に点検に出す車よりも明らかに高い車を置いて行くのは、いささか異常かもしれませんが、下心なくそんな気の回し方ができるようにありたいものです。

本来、営業とは相手に応じて必要以上のものを差し出す、そういったものなのかもしれません。

2013.3.29 20:24 谷孝祐