観念の翻弄 | 3年前のしこうの楽しみ

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レンタカーを借り、しばらく車での移動をしています。
最後の晩餐を見たあとに、近くの空港まで行き、借り出しました。
空港のカウンターで手続きしようと並んだのですが、スタッフが一人で、一組に時間がかかり、三番目にも関わらず30分強待たされました。

しかし、こちらの書類は車が止まっているところにあるということで、無駄に待たされた形になりました。
最初はスタッフの言っている意味がわからず、言葉をしっかり扱えていないと、観念が影響を与えて理解しにくくなるのだと思いました。

指示された場所に行くと、鍵が渡され、サインをするだけで借りられました。
免許番号のチェックとかといった、一般的な手続きは一切なしに。
これでいいのかと疑問に思うくらいイージーで、聞き返してしまいました。

やはり、観念が働き、瞬間的な判断ができていないようです。
ナビを使おうと思えばイタリア語のみで使うことができなく、ひとまず案内表示に従ってジェノヴァに向かいました。
高速は走りやすく、スピードを出す車も多かったです。

意外なのは、パトカーも平気でスピードオーバーで抜いて行くこと。
おそらく捕まらないための何らかのルールがあるとは思うのですが、分かりませんでした。
どうも、今まで運転した国とは同じ観念が通用しない印象でした。

ジェノヴァの街に到着し、使い方がわからないながらもナビをいじっていると、目的地までの地図だけが出て、それを頼りに行きました。
しかし、市街地の中で、地図があっても入り口が分からず、時間がかかってしまいました。
無事到着できたものの、時間がかかってしまったのと、駐車スペースがなかった都合、3分程度の滞在になりました。

そして、そこから100キロくらい離れた田舎町のホテルに向かいました。
やはりナビはうまく使えず、自力で行くことになりましたが、街中の案内表示は交差点のところについていて、それを頼りに行くには瞬時の判断をしいられました。
日もくれ真っ暗になり案内板も見えにくくなり、それでも30分程度迷うくらいで到着できました。

ちなみに、道路事情はどことなく東南アジアと通じる雰囲気があり、注意が必要でした。
非常に集中力を使ったので、鍛えられたかもしれません。
どことなく、このような状況にも慣れてきたようで、着けないかもしれないという不安は生まれなくなりました。

ちなみにナビは、ホテルスタッフに使い方を教えてもらったので、今後はたぶん平気です。
知らないところでの運転は、思った以上に鍛錬させられると実感しました。

2012.10.20 18:36 谷孝祐