9900K Z390 2080Tiの組み合わせはさいきょーね！
そうね。オールゴギガーからの温度制御はハイエンドなクーラーじゃないと厳しいけどベンチマークは圧倒的
特にCINEBENCH R15 マルチ2000cb超えは感動だったわ。ところでエンコも速いのかな？
どうなのかしらね。使用するフィルタの種類にもよるっていうのがRyzen7を検証したときの結果だったけれど
思い立ったが大吉よ！さっそく検証してみよー
フランが急に難しい言葉使い始めた。ちな吉日・・・
こんばんワ(ㆁᴗㆁ✿)みかんです。
そういえば8700Kを購入したときはエンコード性能を検証・記事にしなかったなぁということに気づき、せっかくならということで前世代も含め検証したくなったのでやってみました。
本当は最新のAdobe Premire Pro CCとかでレンダリングとエンコードの両方を検証できたらよかったんだけど・・・サブスクリプション代が高杉てね(;´･ω･)
代わりに、日本では知名度の高い動画編集フリーソフト「Aviutl」を使って検証していくます(๑•̀ㅂ•́)و✧
2013年から更新が止まっているものの拡張プラグインが豊富で、特にゆっくり実況系のニコ動製作者に愛用されてたりします。
それではまずは検証環境の紹介から(｡☌ᴗ☌｡)
・ケース：STREACOM BC1 Open Benchtable
・OS：Windows 10 Pro April 2018 Update パッケージ版
・マザーボード：GIGABYTE Z390 AORUS MASTER
・CPU：Intel Core i9 9900K
・メモリ：G.SKILL TRIDENT Z RGB DDR4-3200 8GB x2
・ビデオカード：NVIDIA RTX 2080Ti
・ストレージ：Samsung SM951 NVMe SSD 256GB
・電源ユニット：XFX XTR P1-650B-BEFX 80PLUS GOLD 650W
その他比較対象の環境
・Core i7 5930K、ASUS X99 RAMPAGE V EXTEME、TITAN X Pascal、DDR4-2400 16GB x2
・Core i7 6700K、MSI Z170 GAMING PRO CARBON、GTX950 StormX Dual、DDR4-2400 4GB x2
・Ryzen7 1700、GIGABYTE X370 GAMING K5、GTX950 StormX Dual、DDR4-3200 8GB x2
※各CPUはできるだけ常用可能なオーバークロックをして性能を引き上げてます。
レギュレーションは以下としました(`･ω･´)
Aviutl100
x264guiEx 2.57v3
速度：placebo
チューニング：none
プロファイル：high
品質：21
映像ソース：1440x1080 5413フレーム(30FPSのアニメシーン3分)
各種フィルタ
インタレース解除：自動シフトフィールド（トップ→ボトム）
シャープ：SharpenResizeで強度25
リサイズ：SharpenResizeで1280x720へリサイズ
ノイズ除去：NL-Means Light for GPU type C
※SharpenResizeとNL-Meansはメジャーなフィルタなので使用したけど、GPUを活用する処理なのでCPUの単純な性能を見ることができない点に注意。
x264 gui Exでは総エンコード時間も出力されるけど、今回はマルで囲った箇所のfps（1秒間に何フレーム処理できているか）で比較しています。（＝高いほうが速く処理が完了します）
結果発表٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
パターン1～5を見ると概ねコア数が多く、クロックが高いCPUが速い傾向であると言えるね！
レンダリングのベンチマークソフト「CINEBENCH R15」ではRyzen7 1700 3.9GHzとCore i7 8700K 5.1GH
だと前者のがスコアは上だけど、x264でのエンコードでは後者に軍配があがってます。
そして9900Kはその8700Kを上回り80fpsオーバーを記録して堂々の1位(∩ˊ꒳ˋ∩)ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ
やっぱりエンコードでも9900Kが最強じゃん！と喜ぶのもつかの間
パターン6～10はインタレース解除処理を追加した結果だけど、かろうじて最速をキープしているものの、Ryzen7 1700、8700K、9900Kに大きな差はでなかったよ。。。
そしてGPUを活用したシャープ、リサイズのフィルタをさらに追加したパターンが11～15。
同じくGPUを活用したノイズ除去をさらに追加したパターンが16～20。
いずれも8700K、TITAN X Pascalの組み合わせに敗れる結果に。
6.6ﾏｿのCPUと17ﾏｿのグラボで負けた・・・だと・・・(。´･ω･)?
ふとここで気づいたのは2013年で更新が止まってるソフトウェアなんだからマルチスレッドへの最適化がうまくされてないんじゃないかなという疑い。。。
もちろん検証してみました(๑•̀ㅂ•́)و✧
ハイパースレッティング（以下HT）有効／無効、コア数を徐々に増やして計測してみたヨ。
※HT無効がコア数=スレッド数
パターンの番号を埋め忘れてるけど、6コア以上からはHTを無効にした方がむしろ速いという結果に。。。
Ryzen7 1700を以前に検証したときはSMT（HTと同様の意味）有効のが速かったので8コア以上でもマルチスレッドをしっかり活用できるものだと思い込んでました(´ω`)
→Ryzenはエンコードで本当に強いか検証したヨ（A.プラグインによります？）
一応、6コア6スレッドよりも8コア8スレッドのが速くなってるので、コア数増による恩恵はあると言えます。
一方で、4コア4スレッドに比べて4コア8スレッドで大幅に速度アップしてるのをみると、やはり2013年ごろは4コア8スレッド全盛期だったこともあって、しっかりとソフトウェア側でチューニングされてたんじゃないかと思うます。
つまるところ、6コア以上のハイパースレッティングには最適化されてないということです。開発の終了したソフトなので仕方ないんだけどね。。。(つω`*)
もう一つの結果が振るわなかったGPUを活用するフィルタについても、突っ込んで検証してみたヨ。
TITAN X Pascalはハードチューブの本格水冷にしちゃってて容易に交換できない状態だったので、だいぶ古いけどGTX950 StormX Dualと入れ替えてみました。
やはりというか2世代前のアーキテクチャGPUのが速い結果となりました。
SharpenResizeフィルタは2013年、NL-Meansフィルタは2011年で開発終了してるので、こちらも最新のTuringアーキテクチャGPUとは相性がよくないのかもしれません(´ω`)
→Aviutl + x264を快適にしたいならハイパースレッティング非対応の9700Kのがコスパ良い
・GPUを活用したフィルタについてもRTX2080Ti（Turingアーキテクチャ）は相性が悪く、昔のGTX9番台（Maxwellアーキ）、GTX10番台（Pascalアーキ）のが速い。
→エンコード目的でグラボを買い替える人はまずいないと思うけど、RTX20番台を使用する場合フィルタの見直しも視野にいれる必要があるかも。
・最新ハードを活かすには時代にあったソフトウェア選びも重要
毎日アニメなどを録画+自動エンコードさせてるRECぱそ娘にRyzen7 1700が積んであって、高速化のためにAviSynth+経由でAviutl + x264エンコードにしてるんだけど、マルチスレッド対応のフィルタを使用してもSMTを無効にした方が速くなったので、時代のメニーコアメニースレッド化にソフトウェア側の最適化がついていけてないのかもしれません。
1～2年後に9900Kが世代交代したらRECぱそ娘へのお下がりも視野にいれてたんだけどなぁ( ˘•ω•˘ )
次回は今週末の3連休を活用して、ついに9900Kの殻割りに挑戦したいと思うます(๑•̀ㅂ•́)و✧
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