人生って、一番善い具合って何なんでしょう?

人生を前進することに例えると、
最初から全力で走り続けられる人なんていません。
やっぱり、ハイハイから二本足で立って、歩きだしてから助走→本走→流して止まる、だと思うんです。
最初から全力走の人はいつか必ずバテますし、バテても走り続けたら心停止だってありえます。悔いはないとしても、それはあまりに危険です。

走ったり歩いたりを繰り返して、また色んなものを食べたり飲んだりしながら、人は心臓を、心を強くするんだと思います。
そう考えてみたら、自分はなんと無謀で無計画な走りをしてきたのだろうと反省します。
走る知識も技術も知らないまま、今まで服は着てても裸足のままで、全力で走ってきたようなものです。ペース配分どころか靴さえも履かず、有刺鉄線の道の上を血塗れになりながら、全力で走ってきたのです。
端から見れば、なんと滑稽だったことでしょう。周りはみんな靴を履いて順調に歩を進める中で、誰よりも先を走っているように感じながら裸足でガラス片や尖った石をも踏み抜いて、自ら傷つきながら追い越してきたのだと思うと、かなり無駄の多い半生だったのだなと思います。

だからこそ今、こうして長すぎるインターバルを取っているのかと納得もしています。
じゃあここから先、何をすればあと半生を有意義に生きられるのか。
それはまず、靴を履くこと。次に走る知識と技術を勉強すること。
残りの半生の内の1/3を使って。歩きながらでもやらなきゃならないから辛いですが。
裕福な生活は送れないと覚悟していますが、せめて人並みの還暦を迎えて人として十分に生きられる余生を送るために。




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