「Worlds end」と「CANDY」以外はそれほど印象が無く、
暗いというイメージがあってあまり聴きこんでいなかった。

でもあらためて聴くとヒリヒリする曲がわりとあって、
恋愛要素が強いけどそれだけじゃない、ビュンと胃の辺りに刺さってくるものがあった。

特に「靴ひも」のような今一瞬だけでも感情にまかせて突っ走っていくという、
これが急に刺さってきた。
間奏のシンセ音?パタパタパタ…などのアレンジもお気に入りである。

「跳べ」にもかなり押される。
自分のことかと錯覚、なぜ桜井さんがこんな歌詞を書くのか
わからなくなるくらいである。
【どうせできやしないと 植え付けた自己暗示を引っこ抜いて 呪縛を解け!】
【目指すべき場所はなくとも離陸せよ!】

巷に溢れる客観的応援ソングに嫌気がさす中、桜井さんにはそのつもりはないだろうに
私はあおられる。
桜井さんの歌詞は語彙力の少ない私の<気持ち>を<言葉>に変換させる。
それは弱くて多少汚れてて、でも素直にも強くもありたいというもので、
しかし咀嚼して考えてもやっぱり答えも出ないし日々も変わらないけれども、
何故か少しだけ前を向ける。

いかなる自分でも好きになって信じてあげると意外と物事が明るく
感じられるのかもしれない。


I LOVE U/Mr.Children

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自分の思いをこれだけの言葉にするのは難しい。
ジェンのドラムは気持ちいい。


明日は『にこたま』2巻発売日。

1巻を読み返す。

『他人(ひと)のフリースタイルみて、我がフリースタイル直せ』の台詞に吹いた。

しかし数秒後、2ヶ月前に大野くんの作品集『フリースタイル』を見て
我がフリースタイル直そうとまさに思ったから、妙に納得したり。

結局別の短編集にも手を出してしまい。

『透明少女』に出てくる朝子ちゃんが好きで、こういう感受性の強い人にひどく憧れる。

自分をナマハゲに例えられたのに「豪快でなかなかいいなとおもったよ」という朝子ちゃん。
夜桜を見て「生肉みたいに見えない?」という朝子ちゃん。

劣等感の塊、世のほとんどを卑下してしまう今の自分は、
朝子ちゃんのような目で周りをみることができる時がくるだろうか。

渡辺先生のマンガには、格好のつかない不器用な登場人物がたくさんいて、
全てではないが自分の一部と重なってひりひりする。


実は渡辺先生のマンガを最初に読んだとき、(ふん、青いな)と
ど素人の分際で思っていたのだが、二次元の世界より青く未熟な自分は
結局渡辺ワールドに引きずり込まれて人生やり直したいとまで思ってしまった。



にこたま(1) (モーニングKC)/渡辺 ペコ

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あとラウンダバウトも傑作。

地元にUターンするまあこの送り出し会。

夕方スタート。

飲みすぎてテンション高めの大人たち。
みんな自己主張が強い。
『こんなにたべれるかなぁ~』という可愛い心配は星の彼方へ、
とりあえず一段落したころには、ほとんどなくなっていた。

ビールも足りず買出し。
さんざん騒いで深い時間に解散。直美宅へ向かう。

A会が盛り上がり結局3時頃に就寝。

翌日もA会で大爆笑、その後たまり場に残っていた連中と中華屋へお昼ごはん。

みんなお腹いっぱいなんて可愛いこと言っておきながら、
大人6人分とは思えない一品料理の数々、飲酒組は生ビールジョッキ4杯いってたような。

その後私はもう一泊。
甘えすぎてちょい反省。
総長宅のエンゲル係数をまたあげてしまった。
いつもは帰ろうとすると笑っていいとものテレフォンショッキングよろしく、
『ええ~』の声があがるのだがこの日はなかった。
うちはいつでも何泊でもいいよ~と快く言ってくれるけど、
親しき仲にも礼儀あり、これからはちょい考えよう。



金曜の夜はわりと酔っ払っていて、

二軒目のお店にいた知らない強面のお兄さん達に『おごってください』と

話しかけていたらしい。

翌日送信メールを確認したら、そんな内容のメールを会社の先輩に2回も送っていた。

そこでお兄さん達の恐い顔と凍りついた空気を思い出した。


帰り道に後ろから追い越された若い兄さんに話しかけられた。

どうしてそうなったのか、川の土手に座り込み

『やりたいことが見つからないんです』という相談をされたのだけを覚えている。


あーあーあーーー






思い出したのでメモ。


天然パーマがきついのが、いつもは嫌いだったりたまに好きだったり。

数年前に天然パーマ全開でパル商店街をうろついていた時。

『ちょっとすみません』と後ろから声を掛けられ、
振り返ると60代くらいのザーマスおば様が。

ザ:『ステキなパーマね。どちらの美容院で?』

私:『いや、これ天然なんですよ』

ザ:『あらやだ!ごめんなさい!てっきりパーマかと。まぁ。うらやましいわぁ。
   私なんてどこ行っても気に入らないのよ。ホホホ。それじゃあ』



何事もフェイクはいかん、持って生まれたもので(持たされたっつうか)、
自分らしくいるのがいいと当時は悟ったものだが。


どーだかなー。




$田中キウイの耕し手帖-鏡が汚れている・・・

この格好でジャスコへ。
後ろの押入れが明けっぱなのは置いといて。

冷凍食品コーナーで
(意外とお好み焼きってないのね)と落胆していたところ、『ちょっとすみません』と
声を掛けられ、振り返ると腰の曲がった70歳くらいのおばあさんが微笑んでいた。

(※おばあさんは茨城訛りで)

婆:『あのぅ、それは何パンツというの?』
私:『ああ、何でしょうねぇ』
婆:『ごめんなさいね、突然。いえねぇ、後ろから見ててかわいいわぁと思って
   思わず声を掛けてしまったのよ。きっとなんとかパンツって名前があるんでしょうねぇ』

これはサルエルパンツ風のチューブトップで、もうちょっと上にあげて
短くしてもいいんですよぉ。綿ですし、ウエストもこれ(ゴム)ですから楽です。
お勧めですよぉ。

と、ショップスタッフさんの言葉がもくもく浮かんできたが、やめた。

楽チンってことだけを伝える。

婆:『あらぁ、油断すると体が横に大きくなっちゃうねぇ。あははは!』

さらに、

婆:『ファッションは本人だけじゃなくて、周りの人も楽しませてくれるものなのよ~。
   んんんー。かわいいわぁ。ごめんなさいね、引き止めちゃって。それじゃ』


そんなおばあさんも、白地に紺色の模様が入ったワンピースに、
上品な紺色のカーディガン、そしてオレンジ色のポシェットを提げておられた。


コユキの言葉を借りると、
自分のインスピレーションに従って生きていっても、
これでいいのかもと少しだけグラつきが治まった心気。
おばあさんにありがとうだ。


今日の名盤:

LION/奥田民生

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目頭ダム決壊、名曲多し。


近頃はすっかり涙腺がゆるくなって。

テレビドラマなんかで子役が一生懸命演技しているところ、
ゲゲゲでの大杉漣の演技、
BECKの30巻以降毎巻、
エヴァ『破』のアスカが取り込まれるシーン、ラストのレイとシンちゃんのシーン、
myspaceで視聴したweezerのmemories、
還暦の母親に宛てたメッセージ(自分で考えときながら)、などなど。

歳のせいか許容範囲が広くなって、ちょい優しさも増えたかと。

いいや。

それらに心が洗われてしまうほど
黒いものでドロドロということだ。なんという。

しかし曲で涙を浮かべるとは。
weezerの新譜、期待大。




2クール DVD-BOX/小林聡美,もたいまさこ

¥9,900
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こうなりたい。



04年3月。

toe、スパルタローカルズが出たイベント@渋谷AX。
西葛西愚連隊SATCの4人で繰り出す。

上記2バンドを見届けて居酒屋へ。
直美が注文していたマティーニ系の、いかにも悪酔いしそうな酒を一緒になって飲んだ。
その後カラオケへ。
(思い返せば嵐曲をよく歌っていた)
あの頃は飲んでカラオケがお決まりコースで、特にこの時期は頻繁に繰り出していた。
さらにたばこも吸っていたのでノドもいよいよくたびれたのだろう。
後日若くんと歌舞伎町のカラオケへ。
そこで声が出しにくくなったことに気付く。
最後の曲になったのは、アジカンのサイレン・・・。


あれから6年、声を張り上げるとむせる。
時々息苦しく感じるのはソフト二重あごのせいだと思っていたが、違う。
相変わらずノドにある違和感のせいだ。

歌いたーい。
チェッカーズとかブランキーとか歌いたーい。
そしてまあこの披露宴ではミスチルのヒーローを歌いたーい(※私は女性です)


というわけで、2011年の目標は『耳鼻咽喉科へ通う』に決定。


今日の一曲:あの娘とスキャンダル/チェッカーズ

MOTTO!!CHECKERS/チェッカーズ

¥2,625
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アルバムでいったらこれが好き。
いらない情報だが、私の歌い方のルーツは藤井郁弥(※私は女性です)。



先週の日曜日、19時過ぎに近くのコンビニへ。

ボーダーのTシャツと気に入りのサルエルとビルケンシュトック。
ややだらしない格好で、パピコなんかを購入。

数ヶ月前ならこの行動に自己嫌悪なのだけど、
このときはそんな大人げない自分がなぜか好きだった。
心のままの行動なのだけど、やはり世間的にはダメの烙印を押されるのだろう。
でも無理して年相応の格好をして、年相応の行動とかできない。
そうしたら自分がなくなりそう。
逆に自己嫌悪に陥ってしまう。

“もう30だからということで さすがにやらないが”

民生が『コーヒー』でうたっていた。

30になったらあたしもそう思うんだろうなと当時は考えていたが、
どうもそうではないらしい。年相応という概念がない。

周りが家庭を持って落ち着いていく中で、大人になっていく中で、
寅さんみたいな私がいてもいいのではないだろうかと思ったりもするが、
そしてそれを周りは「そうだよ」と暖かく言ってくれるとは思うが、
おそらく、当たり前だけどそれは所詮他人事であって、私が大人げなく
生きていることは薄いことなのだろう。

普通が一番難しい。


今日の一曲:労働者/椎名林檎


三文ゴシップ/椎名林檎

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歌詞のすべてが突き刺さります

なんだかんだで月に2,3回は東京へ。
楽しいけど、もともと出不精なせいか土日まるまる出かけると休んだ気がしない。

好きなものでいっぱいの家が心地いい。
音楽、映像、マンガ、新しく追加したものは少ないけど、
気に入ったものを何度も聴き返す、観返す、読み返すことが好きな私は、
週休3日じゃないと足りない。
遠いから、みんなにも気軽においでよ~とは言えない。
『行くねー』とまったく言われないのも寂しい。
面倒くさい自分。

なので今週は電車に乗って遠出しない。

日が短くなってきたのを今日の夕方に実感。

少しだけ涼しい風と、薄暗い帰り道と、いつもより厚い雲。
耳から聴こえる切ないメロディの轟音ギター。
ジワジワとくるエモーショナルな思考。

そこを低空飛行の飛行機が連続で4機ほど轟音とともに急ぐ。
墜落するんじゃないかと思わず立ち止まる。

まだまだ夏本番な暑さだけど、近づいてきてしまった。
秋だー。理由もなく切なくなってしまーう。


今日の一曲:マッシュルームカットとダッフルコート/GARLIC BOYS


マッシュルームカットとダッフルコート/GARLIC BOYS

¥2,300
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笑えて、最高にかっこいい。