「Worlds end」と「CANDY」以外はそれほど印象が無く、
暗いというイメージがあってあまり聴きこんでいなかった。

でもあらためて聴くとヒリヒリする曲がわりとあって、
恋愛要素が強いけどそれだけじゃない、ビュンと胃の辺りに刺さってくるものがあった。

特に「靴ひも」のような今一瞬だけでも感情にまかせて突っ走っていくという、
これが急に刺さってきた。
間奏のシンセ音?パタパタパタ…などのアレンジもお気に入りである。

「跳べ」にもかなり押される。
自分のことかと錯覚、なぜ桜井さんがこんな歌詞を書くのか
わからなくなるくらいである。
【どうせできやしないと 植え付けた自己暗示を引っこ抜いて 呪縛を解け!】
【目指すべき場所はなくとも離陸せよ!】

巷に溢れる客観的応援ソングに嫌気がさす中、桜井さんにはそのつもりはないだろうに
私はあおられる。
桜井さんの歌詞は語彙力の少ない私の<気持ち>を<言葉>に変換させる。
それは弱くて多少汚れてて、でも素直にも強くもありたいというもので、
しかし咀嚼して考えてもやっぱり答えも出ないし日々も変わらないけれども、
何故か少しだけ前を向ける。

いかなる自分でも好きになって信じてあげると意外と物事が明るく
感じられるのかもしれない。


I LOVE U/Mr.Children

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自分の思いをこれだけの言葉にするのは難しい。
ジェンのドラムは気持ちいい。