[54]パリからオランダの海の街へ(2011/11/08)
2011年の旅の日記です!10年前の日記を2021年の同じ日付でupしています。パリを離れ、会議に参加するためにオランダへ!-----結局、荷造りが終わったのは朝の5時前だった。紙資料や液体類など重たいものは全てキャリーに、バックパックには服やお土産など軽いもののみ。ホテルに捨て去ってきたもの: 今まで履いていた靴 10ユーロの体重計 3ユーロのヨガマット 各0.8ユーロのスープボウルとマグカップ 食器洗い洗剤 箱ティッシュ 捨てるつもりでもってきたパジャマがわりのワンピース もういらないホテルの地図とか最初は捨てるつもりだったけどまだ生き残ってるもの: 手洗い洗濯用洗剤 Doveのシャンプー アベンヌウォーター どでかいアクアフレッシュ(歯磨き粉) →オランダで使ってから捨てる お湯で溶かすスープ各種の残り フランス産カップヌードル ハーブ塩 カラフルなスプーン類のセット →自宅用のお土産にチェンジ この一ヶ月やり込んだトレーシー・ダイエットの本 →捨てなくてもいいけど捨ててもそんなに悔いはない一ヶ月間で紙資料が増えたこともあり、キャリーだけで相当な重さ。あまりに重すぎて、体重計に乗ってみたけど、15kgちょい!普段、同じ体積で詰め込んでも10kgくらいなのに…、バックパックの方は行きはスカスカできたけど、カップヌードルとかがかさばり過ぎてパンパン。でもこっちはせいぜい5kg。エミレーツ航空使っててよかった…。他の航空会社だと預け荷物のMAXが20kgちょいだから、アウトかもしれない。そして、オランダ出張は飛行機じゃなくて電車移動にしてよかった。重さも液体も気にせず運べるし♪■出発ついに一ヶ月住んだホテルを旅立ち、駅に向かう。便利な所で本当によかった。キャリーの重さに辟易しながら駅に。なんか皆が時刻表をじっと見てて少し悪い予感。9月末の帰国の時は、謎の路線に翻弄されて迷子になりかけたけど、駅員さんから全線を網羅した路線図ももらったし、週末ごとのお出かけで実際に色んな線に乗ったので、もう迷子にはならない!が、なんか調べてたのより電車が少ない?少し不安を覚えながらも、乗りたかった電車に乗りパリ市内へ。パリ市内に入ったらきっと山の手線の内側のように混むと思ってたけどそうでもない。無事に乗換駅(東京の大手町のように色んな線が交わってる)に降り立ち、いざ乗り換え!と思ったら、乗り換えようと思ってた線への通路が閉鎖されている。状況が飲み込めず、通りすがりのジェントルマンに聞いてみたところ、「今日、あの線はストで動いてないよ。 どの駅に行きたいの?別の電車があればいいんだけど」と!!!あー。駅で見た人たちの様子がおかしかったり、電車が混んでなかった理由はこれかー。皆、別ルートをとってたんだな…。とりあえず、この親切な英語が通じる人を逃してはならない!と、急いでパリ北駅(東京で言うなら上野駅。北への新幹線の発着駅)に行きたいことを伝える。ジェントルマンはにこやかに別の線で行き方を教えてくれた♪幸いにも一本でいけるらしい!私以外も多くの人がその線になだれ込んだため、もう一本の線は日本のラッシュ並みのすし詰め状態。そこに45Lバックパック&キャリー&PCバッグの私が乗るのはかなり周りの人にとっては迷惑な話。しかし、一本や二本の電車を見送ったところで、この混雑が収まるわけがない。周りには申し訳ないが、無理やり乗った。■パリ北駅そして、やっと着いたパリ北駅。1時間以上時間が残るようにホテルを出発してたが、もう30分ほどしか残っていない。急いでチケットを受け取り、ブランチのサンドイッチを買って、どこのホームにいけばいいのか電光掲示板を見る。前も書いた気がするけど、ヨーロッパの新幹線的な電車は、発車ホームがギリギリまで決まらない。通常はそれでも20分前に決まるのに、今回は3分前になってやっと「13番ホーム」と発表された。時間通りに発車する気が無さすぎだろ…。それにしても、13番ホームの電車なんて、さっきからずっとそこに有ったじゃないか。なんでさっさと決めないんだろう…。■パリからアムステルダムへ今回乗ったTGV Thalysというのは国際線の新幹線。パリ北駅を出ておよそ1時間半でベルギーのブリュッセルに着き、そこからまた1時間半ほどでオランダのアムステルダムに到着する。今日は初めてこの海外出張のために買った海外対応携帯を使っている!auのシステムはちょっとややこしくて、アメリカを中心としたCDMA方式の国とヨーロッパを中心としたGSM対応の国で対応機種が違う。せっかくなので、8月の機種変の際に、CDMAもGSMも両方いける「グローバルパスポート」機種にした。種類が少なくて選ぶのが楽だった!おかげでヨーロッパ生活で使える機種ではあるものの、メールの送受信が一通につき50円かかるし、電話もかけるのに滞在国内1分100円とか、着信に180円とか、パケット定額制も一日に2980円とか安くて1980円とかだし、いろいろ高いので、ずっと携帯は電波OFFにして時計&歩数計として持ち歩いてた。いざという何か困ることが起こった時にだけ使おうと思って!でも、幸いなことに、「いざ」なんてときは来なかったので、ずっと使わずじまい。せっかく今日はオランダについてから日本の後輩と待ち合わせる予定だったので、一度くらい「本当に使えるかどうか」確認をしようと、今日だけは電波ONモード!!海外でもパケット定額制があるのだけど、これがさらに少しややこしく、auと定額制の提携を結んでいる海外の携帯電話業者さんの電波でローミングしたときにしか適応されない。つまり、日本にdocomo,softbank,auとあるように、フランスにもいくつかの業者さんがあって、そのうちのauと提携のある業者さんを選ばないといけない。しかも、つなげるだけなら定額制の提携のないところにもつなげてしまえるので、自動選択ではなく手動で間違いのないように設定しないといけない。定額の提携のない所で接続すると、きっとそれはそれは恐ろしい請求が来る…。そんな訳で、auのパンフを見ながら業者を選んで手動で設定。フランスからベルギーに入ると、圏外になるので今度はベルギーの提携業者をパンフで調べてまた手動で設定。オランダに入るとまた圏外なるので、今度はオランダの提携業者を調べて設定。なんの国境の印もないところを新幹線で突っ走ってるので、国の境目が圏外になったことでわかるのは楽しかった!一応、後輩と一回メールのやりとりをして、携帯が使えることも確認したし大満足。■アムステルダム13時45分にアムステルダム着。一度改札の外に出て、今度はライデンという近隣の街までのチケットを購入。自動券売機に行ってみると、ヨーロッパで強いMaestro Card?というMaster Cardにそっくりなデビットカードしかつかえない…。クレジットカードは一応使えるけど、切符代+手数料0.5euroかかると書いている。現金使用不可。しょうがないので、窓口に10分くらい並ぶ。窓口で現金で買ったら、まさかのこっちも手数料0.5euro(>_<) なんだよー!ひどいな。■ライデン(Leiden)高くなったけど、チケットを買って、調べてた電車に乗り揺られること40分。後輩との待ち合わせの場所ライデンに到着。可愛い後輩とスムーズに合流し、バスのりばへー!最後はバスにもう40分ほど揺られて、やっと目的の街「ノルドワイク」に行く!実は4年前にもこの街には来たことがあって、そのときに15枚分のバスの回数券を買っていた。これが便利で、15個の枠が描かれた長い紙なんだけど、バスに乗る時に運転手さんに出すとその路線に乗るのに必要な個数分の枠にスタンプを押してくれる。金額を耳で聞きとらなくていいし、小銭を出さなくていい。今回もそれを使いたかったんだけど、4年の時の流れのうちに廃止されてた!スイカみたいな非接触のICカードに(>_<)そのICカードは買うのに7.5euro(払い戻しなし)だし、あとから切符を提出しなきゃいけなかったので、現金で買うことにした。事前に調べてた運賃は1.45euro。バスの運転手さんに払おうとしたら、「4euroね」と!!あとから調べたところによると、なんかICカードは割引が効くらしく、調べてたのはICカードの場合の金額だったみたい…。差額が大きすぎやしませんか?■ノルドワイクバスに乗って、海沿いのリゾート地ノルドワイクに到着!リゾート地って言っても「ノルド」が示すものは「北」。この街は「北海」に面しているのだ。もう11月だし、リゾート感は薄く、日本海のよう。砂浜も広いので鳥取砂丘のよう。ホテルは可愛らしく暖かく、とても居心地が良い。ここでの2泊とその後のアムステルダムで1泊は可愛い後輩とルームシェアをする。久しぶりに日本語でしゃべり倒せて幸せ♪残念ながら、ホテルのネットは壊滅的に繋がりにくく、特にログインが必要なサイトはほぼ全滅だった。せっかく皆に遊んでもらっているmixiアプリの「へやつく」ができない!!でも、どうせ繋がらないなら一人じゃなくてほんとによかった。話し相手、すばらしい♪■買い物到着した時点で16時だったので、「暗くなる前に」と後輩と一緒に買い出し&探検に。オランダといえば、ミッフィーの国なのでミッフィーグッズを探す!!おもちゃやさんや本屋さんでいろんなミッフィーグッズを買い、外に出てみるととっぷりと日がくれて、ご飯屋さん以外のほとんどの店が閉まっていた。時計を見ると17時。田舎の農協並みに閉まるのが早い(>_<)その後、スーパーを見つけ、後輩たちへのおみやげ探し。オランダのクリスマスのお菓子で大量に入ってるものをチョイス。さあ、皆でお食べ。さらに、5euroのシャワーカーテンもゲット。シャワーカーテンは今夜のホテルに使う。電話ボックスみたいなシャワーブースは今まで見たことあったけど、今夜のホテルのシャワーブース、壁が3方向しか無い。つまり、入り口に扉がない。もちろん、バスルーム全体(トイレと洗面台もバスルーム内にある)とベッドルームとの間の扉はあるのだけど、シャワーブースには扉がない。どう考えても床がびしょびしょになりそうなので、とりあえずシャワーカーテンを買ってみた。あとで何とかせねば。5.00 シャワーカーテン1.00 チーズビスケット1.75 クリスマスっぽい焼き菓子2.50 甘いお芋のお菓子?マックで晩ごはんを購入して、ホテルに帰った。日はとっくに暮れて、真っ暗だったけど、この街は田舎すぎてあんまり怖くない。もちろん油断は大抵だけど、警戒する対象が少ないので気疲れしなくていい♪■夕方晩ごはんを食べたら、お風呂の準備♪(ネットができないのでやること少ないw)購入したシャワーカーテンと、トラベル用洗濯セットに入っていたワイヤー(電化製品買ったときにコードをまとめてるやつの長さ2mバージョン)、後輩がこっちで買ったニット帽についてたミニミニS字フック(商品陳列のための引っ掛ける部分)、そして、スーツケースやバックパックなど預け荷物に付けられるクレームダグを使って工作スタート!まず、シャワーカーテンにワイヤを通して吊るせるようにする。次に、ワイヤの片側をS字フックにくくりつける。そしてここで、クレームタグの登場!クレームタグは裏の紙をはがして、ガムテープとして使うのだ。これを思いついた後輩、マジ賢い!!あんな引っ掛けるところがなくてツルツルのバスルームに、どうやってシャワーカーテンを固定しようかと思ったよ!S字フック付きのワイヤーをシャワーブースの塀(シャワーブースとトイレ・洗面台の空間を仕切る壁は天井まではなくて、 「塀」のような状態)の上に、クレームタグで貼り付ける。ワイヤーにシャワーカーテンの重みがかかって貼りつけたところから引っこ抜けないように、クレームタグに引っかかるように貼り付ける。最後に、ワイヤの反対側の端をバスルームの扉の「かすがい」部分にぐるぐる巻きにして固定。ワイヤーは細いので、バスルームとベッドルームの間の扉を閉じるのに支障はない。とても不恰好な工作だったけど、カーテンが有ると無いとでは大違いだった。他の人達はどうやってシャワーを使ってるんだろう…。ちなみにこのシャワー、平均身長世界一のオランダ人仕様なのか、シャワーヘッドを固定する部分が高すぎた。上下二箇所(恐らく頭を洗う時に使うのと、首から下にお湯をかけたい時に使うのだと思う)あるんだけど、上の方は私の身長じゃ届かなかった。一応、159cmの私が背伸びをするとぎりぎり届いているんだけど、ふくらはぎの限界で、シャワーヘッドを持つことはできても、そこからちょっと持ち上げて外すって事ができない高さだった。オランダ人、いろいろと恐るべし。後輩が私より背が高くてよかった。彼女はぎりぎり届いたので、上の方に置かれてたシャワーヘッドを下ろしておいてくれた。■夜寝不足で長距離を移動したので、疲労困憊。22時か23時には就寝した。今日の会計5.40 euro →パリまでの運賃6.60 euro →ブランチのサンドイッチ&水8.50 euro →アムステルダム〜ライデンの電車4.00 euro →ライデン〜ノルドワイクのバス8.90 euro →ミッフィーストラップ×210.25 euro →スーパーの買物6.25 euro →夕飯のマック--------------49.90 euro : 一日合計--------------875.58 euro : 全期間合計=========================5063.20 euro : カード払い累積