『般若心経絵本』②、前回の続き。
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たとえば、
人間が死を恐れるのは
自分がなくなったらすべてが終わり、
無になると考えているからなんだ。
でも、
それは波の形だけを
見ているようなものなんだね。
生きている間だけがすべて
なんて考えているうちは
死の恐怖からのがれることは
けっしてできないだろう。
もし、
自分というものが
表面の波のひとつにすぎないのではなく、
その大きな海そのものなんだ
ということが本当に分かったなら、
わたしたちは
自分の死を目の前にしても
あわてたり恐れたりすることなく、
安らかでいることができるはずなんだよね。
この宇宙は、
その中のすべてのものが
バラバラに分かれて存在しながら、
同時に深い所でつながって
ひとつの大きな生命の大海を
形づくっているという
ふしぎなあり方で存在しているんだ。
私たちを愛で包み込んでくれるような
素敵な絵本『般若心経絵本』。
お勧めの本です。
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