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息子が生まれてからの物語154話目
半紙に文字は書かれていない。
そもそも息子は文字を書けない。
だが、半紙に書かれた一つひとつの線には
あふれんばかりの筆の勢いが感じられた。
筆運びの思いっきりの良さが伝わってきた。
私が知っている書道とは違うが、
直線や曲線のうねり、
墨のかすれ、
墨を使った芸術作品だ!!
この作品を見ているだけで、
息子が書道を楽しんでいる姿が
伝わってきた。
だが、
中学部に上がると書道の授業がなくなった。
息子が楽しみながら
伸び伸びと自分を表現できる
書道をさせてあげたい。
そう思いながら1年が過ぎ、
中学部二年生になったとき、
市報を見ていると、
近くの障がい者施設で
書道教室が開かれているのを知った。
おっ、
しょうちゃんを連れていこう!
きっと喜ぶぞ!
続く。
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