前回の続き。
<初めてブログを訪れる方はこちらをご覧ください>
<息子が生まれてからの物語スタートはこちら>
息子が生まれてからの物語107話目
もう口からの呼吸は
できないかもしれない。
もう声は出せないかもしれない。
そういう運命かもしれない。
希望があったので、
ここまで来られたが、
同時にそれを受け容れていくための
準備期間だったように思えた。
息子が生まれときは
ダウン症や知的障がいを不安に思っていたが、
呼吸困難になってからは、
それを不安に感じることはなくなっていった。
元気に生きて、
笑顔でいてくれたらいい。
それが幸せだということに
気づけるようになった。
何かに期待するのではなく、
今ある幸せに気づくこと。
今ある状況を受け容れること。
息子は身をもって
私たちに教えてくれているように思えた。
私たちが
息子の姿を見て一番辛かったのは、
別のことだった。
続く。
《お知らせ》
●12月26日(火)大きな幸せに気づいたお話し会 in 府中市