前回の続き。

 

<初めてブログを訪れる方はこちらをご覧ください>

はじめまして。私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

<息子が生まれてからの物語スタートはこちら>

息子の誕生・少し焦った

 

 

  息子が生まれてからの物語71話目

 

 

園庭では、

気管切開した場所から砂が入らないように、

砂除けカバーをつけて遊んだ。

 

 

砂除けカバーは、

体操帽に縫いつけていて、

被ると顔だけ出して

後頭部から首まですっぽり覆う

妻の手作りだ。

 

 

2001年6月、

園に通い始めて1年が過ぎ、

息子は5歳になった。

 

 

元気なのだが、

気管の状態は変わらない。

 

 

口からの気道は塞がったままだ。

 

 

息子の気道は

いつになったら治るのだろう?

 

 

いつになったら

声が出せるのだろう?

 

 

博多駅東支店勤務になり3年が経つ。

 

 

そろそろ転勤の時期だ。

 

 

次はどの支店になるだろう?

 

 

家も建てたし、

人事部もしばらくは息子のことを

配慮してくれるようだし、

遠い場所にはならないと予想していた。

 

 

そして、

人事異動の通達に私の名前があった。

 

 

続く。

 

 

《お知らせ》

●11月19日(日)オンラインモーニング読書会

●12月10日(日)オンラインモーニング読書会