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息子が生まれてからの物語26話目
それから1か月が経った。
息子の病状は改善していない。
病院の先生から話しがあった。
この病院ではやれるだけのことは
やっているが、
抜管困難症や気管軟化症を
改善するのは難しいとのこと。
そして先生がこう提案した。
「彰悟くんにとって
適切な治療ができる病院を
紹介しようと思うんです」
「どこの病院ですか？」
「福岡市のこども病院です。
九州でも一番の病院ですし、
彰悟くんのような症例の子も
たくさん診ています」
「こども病院に行って、
どんな治療をするんですか？」
「気管を切開してもらう
ことになると思います」
「えーーーーっ！
気管を切開するんですか！」
大丈夫かよ！
そんなこと信じられない！
と思った。
でも、よくよく話を聞いてみると、
そういう患者さんは珍しくないようだ。
続く。
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