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はじめまして。私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

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息子の誕生・少し焦った

 

 

  息子が生まれてからの物語11話目

 

 

息子が生まれて、1か月後。

 

 

ダウン症の正式な診断結果を

知らされる日が来た。

 

 

妻はダウン症のことは何も知らないまま

先生の話を聞きに二人で病院へ向かった。

 

 

私たちを前に、先生はこう告げた。

 

イメージ画像

 

 

「彰悟くんは

 ダウン症です」

 

 

そうか……。

 

 

その頃には心の準備はできていた。

 

 

それよりも、

妻がどう受け止めるかの方が

心配だった。

 

 

妻は私ほどではないが、

ダウン症については、

あまり知識がなかったようで

先生に色々と質問した。

 

 

次第に妻が

混乱していくのがわかった。

 

 

診察室を出て二人になると

妻が私に問いただすように言った。

 

 

「しょうちゃんのダウン症、

 知ってたの?」

 

 

私は

 

ダウン症の可能性を

知らされていたこと。

 

産後不安定な妻に話すことは

口止めされていたこと。

 

を伝えた。

 

 

妻は無言だった。

 

 

病院から帰りの車で、

息子の将来について二人でずっと話した。

 

 

普通に生活できるのか?

 

合併症は起こらないのか?

 

 

妻の不安はますます募っていく。

 

 

続く。

 

 

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