今日の外来でのこと。
次の患者さんを呼び入れました。
「大変お待たせいたしました。林さんですね。」
「あ、いえ、私、森です。」
あれ?間違えた?
パソコンの画面を慌てて見直す。
間違ってない
林さんで正しい。
「え?あれ?林さんじゃないですか?林〇〇美さんですよね?カルテには林さんってなってますよ。」
「いえ、違います。私、森〇〇美です。良く見てください。先生、『木』が1個足りないんじゃないですか?」
え?
慌ててもう一度パソコンの画面を覗き込む。
椅子からお尻を上げて、覗き込む。
あ・・・
ホントに『木』が1個足りなかった。
「すみません!木が2つしかないかと思ったら、3つありました!」
「いえいえ、先生、相当お疲れのようですね・・・。大丈夫ですか?」
患者さんは笑って流して下さったが、私自身は全然笑えない。
おれ、大丈夫か?
小学2年生でも間違えない漢字だぞ、これ。
そもそも、大して疲れてないし。
おれ、大丈夫か?