朝、外に出ると。
朝の空気の中に、何かの匂いがふわっと立ち込めていることに気づきました。
何処か懐かしく、甘くけだるい香り。
あ、沈丁花。
春が来る。
いや、ちょっと待って。
まだ2月じゃないか。
しかも今日は2月26日。
二・二六事件の日。
昭和11年の2月26日。
あの日は、都心にも積もるほどの雪が舞っていたのです。
その当時は、それくらいの積雪は日常だったらしいから。
大丈夫なんだろうか?
この温暖化ってヤツは?
沈丁花が香るのはうれしいですが、さすがにちょっと心配になってしまいます。
小沢健二が、「流星」の中でいみじくも、唄っています。
♪1995年冬は長くって寒くて 心凍えそうだったよね♪
暖かいのは楽だけど。
春到来の有難みは、確かにあの頃の方が、今よりか、ずっとあったような気がしますね。