今日は、メディカルパークダイレクトタワー横浜の内覧会です。
内覧会に先立って、クリニックモール全体のテープカットのセレモニーが催されました。
向かって左端が、院長の沼崎先生です。
私も明日内覧会に伺う予定です。
芸能人とかも来るらしいので、楽しみです。
今日は、メディカルパークダイレクトタワー横浜の内覧会です。
内覧会に先立って、クリニックモール全体のテープカットのセレモニーが催されました。
向かって左端が、院長の沼崎先生です。
私も明日内覧会に伺う予定です。
芸能人とかも来るらしいので、楽しみです。
昨日、17時過ぎ位に、電子カルテの大きなトラブルが発生しました。
そのため、その時間に外来受診の為に院内にいた患者様全員に、多大なご迷惑をお掛けしてしまいました。
この場でお詫びを申し上げます。
正確を期すと、エラーを起こしたのは、電子カルテではなく、医療レセプトと会計処理をするための「レセコン」と言われるシステムでした。だから、診療が終わって会計待ちの方が溢れかえってしまいました。レセコンはどんな小さな診療所にも導入されている会計処理の為には必須のシステムです。メディカルパークグループのレセコンは、日本で最もメジャーなメーカーの物を使っていますが、それが突然、ダウンしてしまったのでした。業務中に、いきなり、パソコンが「カラカラ」とおかしな音を立てて、そのままハードディスクがこと切れたらしいです。
レセコンが無いと、会計処理が出来ない。会計は後日で良いとしても、一番困るのは、処方箋。会計が出来ないから、処方箋が出せない。院内にあるものは、院内処方に切り替えられたのですが、すべての薬剤が院内にあるわけではなく、急遽、メグ薬局に電話して、状況を話して、緊急対応で薬を出して貰いました。メグ薬局さんには感謝です。
兎に角、すべての患者さんを帰してから、そこから復旧作業の開始。NECのシステムエンジニアの方が夜遅くン到着。さらに、電子カルテのSEも救援の為に到着。結局、完全に復旧作業が終了したのは、日付が変わってからだったらしい。その間、管理部と医事課の職員も同席して、ずっと対応に追われていたとのこと。
その報告を受けたのは、今日の朝になってから。
昨日、月夜を見ながら優雅に犬の散歩している最中に、院内でそんな格闘が続いていたとは、夢にも思いませんでした。
心が痛む。
みんな、ご苦労様。
有難う。
そういう黒子が沢山いて、はじめて自分の仕事が成り立っていることを、ともすると忘却してしまう自分を戒めるために、書きました。
急に愚息が帰って来ました。
折角だから、散歩に出かけました。
昨日の雨とは、打って変わって綺麗な月夜。
高圧電線の塔のてっぺんあたりが、月の明かりで、ぼんやりと夜空に浮かび上がっていました。
犬2匹連れて歩いている所を、妻が撮ってました。
何故か息子と並んで歩いてるな。
おかしいな。
別に話すような事もないんだけどもな。
でも、正面から撮るとまた怒るから、背中は、ナイスアイデア。
歩きながら、妻が言いました。
「あなた達、今日のこの月を忘れちゃダメよ。ずーっと覚えてた方が良いわよ。ボーちゃんも、ジョイくんも、覚えててね!」
妻にしては良い事言う。
でも、大丈夫。
言われなくても、さっきから、オレもずっと同じ事考えてた。
ドリカムばりに心のフィルムを、回してるから。
オレは、今日の、この時間、この景色をずっと覚えているだろうな。
それで、ここを通るたびに、思い出してしまうだろうな。
多分、犬達も覚えてるだろうな。
有難うな
院長会議は、半年ごとの開催。
各院、院長と事務長の2名ずつが出席して、業績などを報告し合います。
これは入間院の発表。
左が南郷先生、真ん中が吉田先生、右端が藤井院長。
入間の報告は凄かった。
何やっても勉強しなかった不肖の息子が、突然化けて、東大にでも合格してしまった感じ、とでも言いましょうか。
これは横浜院の報告。
やっぱ、洗練されてる。
横浜院は、今年度、日本生殖医学会の認定研修施設に認定されたそうです。
メディカルパークグループでは2つ目の認定研修施設です。
今後、横浜院で研修を受ければ、生殖専門医の取得が可能になります。
これが、ベイフロント院。
ベイフロント院では、今後、武蔵小杉院と、センター北にブランチを作る計画が進んでいます。
これもとても楽しみです。
そして、これが、4月8日にオープンした戸塚院。
更に、5月1日にオープンするメディカルパークグループダイレクトタワー横浜院。
4月27日から4月29日まで内覧会が開催されます。
リンクを貼りつけておきます。
本院などで勤務して頂いていた沼崎令子先生が院長に就任します。
最後に、全員で集合写真を
集合写真、と言ってもzoom越しだけども
院長会議は、半期に一度。
今回の開催で、6回目になるそうです。
会を重ねるごとに、分院の数が増えている。
今日、しっかりとカウントしてみたら、これで合計10院。
増える事が良いことなのか、それとも悪い事なのか、理性的な判断なのか、それとも、常軌を逸しているのか、私には、本当に分かりません。
我々が、世間の役に立っているのであれば、次世代にバトンタッチが出来るのだろう。
逆に、過度に営利目的に走るようなことがあれば、どこかで躓くだろう。
そんなことを考えながら、会議を聞いていました。
切磋琢磨。
本当に励みになります。
有意義な時間でした。
帰宅してみると、何故か、妻の機嫌がとても良い。
普段は、私が帰宅した瞬間から、不機嫌になるのですが。
気持ち悪いな。
何か良いことあったのかしらん?
聞いてみました。
「聞きたい?聞きたくないの?聞きたいの?しょーがないな。じゃあ、教えて上げるわよ。」
聞きたいなんて一言も言ってないんだが。
言いたいのはお前じゃないか。
内容はこうです。
数日前に、夜、妻も同席した会議がありました。詳細は後日に譲りますが、今、大きなプロジェクトが進んでいて、その準備委員会の理事会が開催されたのでした。理事の1人にY先生という方がいました。本来なら、理事会終了後に、議事録に署名捺印をして頂くのですが、Y先生はハンコをお持ちなっていませんでした。そのため、翌日、妻がY先生のクリニックに捺印を頂きにお伺いしたのでした。その際、Y先生は、診療中であったにも拘わらず、お茶まで出して、妻をもてなしてくれたそうです。その時、Y先生が、私の事を絶賛していたそうです。
「いや~、ご主人、凄いですね!本当に凄い!あの歳で、こんなバクチみたいなこと考えるなんて。信じられないよ。あの歳だよ?普通は、そんなギャンブルみたいなこと、手を出さないから。凄いよ!」
妻は、最初は、「いえいえ、そんな」と謙遜して聞いていたらしいのですが、余りにも、「あの歳で」、というワードが頻出するので、ちょっと違和感を覚えて聞いたそうです。
「Y先生、夫の事、何歳だと思ってます?」
すると、
「え?還暦ちょっと過ぎた位でしょ?」
と答えたそうです。
「いやいや!全然違いますって!夫は私よりも年下なんですよ。」
そしたら、Y先生は驚愕したらしく。
「え~!昨日の理事会で、2人を見てたけど。ご主人、奥さんよりも、10歳位年上に見えたよ!そりゃ驚いた!」
これで妻は、すっかり天にも昇る位な上機嫌になっちまった、というわけです。
Y先生、心から感謝申し上げます。
昨日の医局会では、私の講演に先立って、アイジェノミクス・ジャパン社から、TRIO検査についての現況について、学術の情報提供がありました。
TRIO検査は、着床障害の患者さんに対して推奨される検査です。
「TRIO」というくらいですから、3つの検査から構成されます。
1つが、「ERA」と呼ばれる子宮内膜受容能の検査。良く、「着床の窓」と呼ばれるものです。
残り2つが、「EMMA&ALICE」と呼ばれるもので、子宮内膜の細菌叢を調べるものです。
その中で、面白いデータがあったので、紹介します。
これは、メディカルパーク湘南で行ったERA検査の結果を、2023年以降のデータで集計したものだそうです。検査数は102件。この件数は、国内有数だそうです。そのなかで、着床の窓がずれていなかったか方は64%、ずれがあった方が26%となっていたそうです。
着床の窓がずれていることが判明する方は、4分の1程度、という事になります。ずれている方は、もっともっと多いと思っていたので、意外でした。
TRIO検査は、厚労省の先進医療Aに登録されている検査です。日本全国、どの不妊クリニックでも体外受精を行っている患者さんは、数回移植をしても着床に至らない場合には、ERA検査を含めたTRIO検査を受ける事をお勧めされることと思います。そこで、こうしたデータも参考になればと思い、上げさせて頂きました。
(体外受精やっていない読者の方は、何のことか分からないと思いますが、すみません。)
今日は、定例の医局会が開催されました。
勉強会は、田中大先生が担当して下さいました。
「産後ケア、これからどうなる?~湘南バースケアの経験から~」
というタイトルで講演を賜りました。
なるほど。
産後ケアって「3丁目の夕日」みたいな世界の再現なんですね。
「日本カワウソ状態」って、なんて、エッジの効いたユーモアセンス。
会場は大爆笑でした。
講演では、メディカルパーク湘南が独自に調査したアンケート調査の結果も報告されました。
これは結構衝撃でした。
全部、アンケート回答の原文ママだそうです。
患者さんの悲痛な声が聞こえてくるように思います。
「自治体ごとの格差」ってこんなに酷いんですね。
田中大先生は、「境川の西岸と東岸で、運命がこんなに分かれてしまうなんて、こんなバカバカしいことありますか?」って言ってましたが、私も本当にそう思いました。
最後に、田中大先生は、「産後ケアセンターは『誰でも、気軽に、好きなだけ』、使えなければ意味が無い」と力説していました。それこそが、少子化対策になるのだと。
そして、最後に告知がありました。
2024年3月に、「かながわ産後ケア研究会」という研究会が発足したそうです。
この研究会の事務局の1つがメディカルパーク湘南内に置かれるそうです。
責任重大だ~!
とても勉強になりました。
ここでは出せませんが、産後ケアセンターの経営状況まで報告してくれてました。正直、「ここ、大丈夫か?」って心配になってしまいましたが、田中大先生の事ですから、乾坤一擲の大逆転の秘策を考えているに違いありません。
それで思い付いた事があるのですが。
多分、田中大先生の頭の中では、田口トモロヲの声がエコーしてるんじゃないかしら?
「田中は命じた。『横浜市民も藤沢市民と同等に安くしろ!』と」
「現場が悲鳴を上げた。『院長、このままでは倒産してgします!』と」
「田中は怒鳴った。『そんなの知るか!』と」
もうすぐ、NHKから取材の依頼が来るはずです。
さかのぼること、23年。
2001年の9月11日の夜。
大学病院の給料だけでは食えないので、夜な夜な夜の当直バイトにせいを出す日々。
その日は、鶴見区にあるK産婦人科医院へ。
9時過ぎにテレビを付けると、NHKで「プロジェクトX」という番組をやっていました。
それが伝説の第1回の富士山レーダーの回だったのでした。
プロジェクトリーダーは、気象庁役人の藤原寛人。
彼は、「若き数学者のアメリカ」、「国家の品格」を書いた藤原正彦のお父さん。
そして、藤原寛人は、その後、新田次郎の名前で作家になりました。
感動しました。
高山病で、顔がパンパンに浮腫みながらも、富士山山頂で工事を続ける作業員達。
食い入るように見ました。
エンディングで、中島みゆきのテールライトが流れる時には、もう当直室で1人号泣。
最高でした。
号泣したまま、10時になって、ニュースが始まりました。
いきなり、中継で、白い高層ビルが映し出されました。
そのビルから、モクモクと煙が立ち上っていました。
「こちらはニューヨークです。今、貿易センタービルで火災が起きています」という、アナウンスが流れました。
ヘリコプターで飛びながらの映像でした。
NHKってアメリカでヘリコプター持ってるのかな?とか思いました。
記者の人は、繰り返し、「現在、火災が発生しています。原因は不明です。」ばかりを大声で連呼していました。
暫く見ていたら、映像の後ろの方に、小さな影がビルに近付いてくるのが見えました。
最初は、ほかにも沢山ヘリコプターが旋回していたので、そのうちの一つかと思いました。
しかし、その陰だけは、直線的に動いていたので、目線が自然にそこに行きました。
次の瞬間、その物体が、ビルに激突して、爆発しました。
「あーーーっ!」
NHKの記者が叫びました。
これが、私のプロジェクトXの記憶です。
そのプロジェクトXが帰って来ました。
皆様、見ていますか?
私も大事にビデオに撮ってあります。
感想をこの場で奏上するのが楽しみです。
新聞の写真を撮ろうと思ったのですが、何度やっても上手く撮れないのです。
カメラと腕が陰になってしまって、どうしても、ムラが出てしまう。
妻は、「強制的にフラッシュ付ければ良い」とか言うんですが、そのやり方が分からない。
ほら、こんな風になっちまう。
段々イライラして来て。
遂に、編み出した必殺技。
見たか!
必殺の懐中電灯の照明攻撃。
ところが、今度は両手がふさがっているので、スマホの写真のボタンが押せないことが判明。
仕方ないから、妻にお願いするしかない。
「おい、この赤いボタン押してくれ!待て、ちょっと待て!よし!今だ!」
ところが、妻がどんくさくて、タイミングが上手く行かない。
今度こそタイミング良く行った!と思ったら、ただタッチすれば良いだけなのに、グイっと押し込むから、今度はブレちまったり。
段々イライラ。
結局、最終的には、壁にセロテープで新聞貼り付けて、横から撮りました。
それが、さっきの写真です。
やっと影が無くなった!
結局、写真1枚上げるのに、1時間位格闘しました。
疲れたな・・・