生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ

生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ

神奈川県藤沢市の不妊治療・産婦人科「メディカルパーク湘南」の院長、田中雄大のブログです。
体外受精や内視鏡手術のことから雑感まで、日々の記録を綴っております。

初めまして。神奈川県藤沢市湘南台にあるメディカルパーク湘南の田中雄大と言います。
メディカルパーク湘南は不妊治療を専門にしている産婦人科病院です。
この度、アメーバブログで情報を発信していくことになりました。
不妊治療の現場の小話、先端の医学データなども紹介していけたらと思っております。

 

朝、外に出ると。

朝の空気の中に、何かの匂いがふわっと立ち込めていることに気づきました。

何処か懐かしく、甘くけだるい香り。

あ、沈丁花。

春が来る。

いや、ちょっと待って。

まだ2月じゃないか。

しかも今日は2月26日。

二・二六事件の日。

昭和11年の2月26日。

あの日は、都心にも積もるほどの雪が舞っていたのです。

その当時は、それくらいの積雪は日常だったらしいから。

 

大丈夫なんだろうか?

この温暖化ってヤツは?

沈丁花が香るのはうれしいですが、さすがにちょっと心配になってしまいます。

 

小沢健二が、「流星」の中でいみじくも、唄っています。

 

♪1995年冬は長くって寒くて 心凍えそうだったよね♪

 

暖かいのは楽だけど。

春到来の有難みは、確かにあの頃の方が、今よりか、ずっとあったような気がしますね。

 

 

以下は、丁度1年前に書いた記事です。 2021年1月から、体外受精に対する助成金制度が変更になりました。

以下がその要約です。

 

① 合算年収730万円の年収制限撤廃。

 

②  採卵・移植までを行った場合は1回15万円が30万円にアップ。

③ 移植のみに対する助成が1回7万5千円から15万円にアップ。

④ 通算6回だったのが、一人につき6回に(二人目はresetされて1回目としてカウント)

 

これは凄い。

政治家の皆さんが、このブログを読んでくれていたのかどうかは分かりませんが、兎に角、私の叫びの通り、年収制限が撤廃されたのです。

助成金も2倍に増額。

しかも二人目でりセット出来てしまうなんて。

 

でも。

色々と思うところはあります。

まず、私がこのことを知ったのはホンの数日前。

役所から届いた1枚のファクスで知りました。

今は、もう3月間近。

なんで今頃になって・・・と思わざるを得ません。

情報が遅すぎる。

 

それから。

この助成金制度の玉虫色の変化と言ったら!

10年前は通算10回、年齢制限も無かったのです。

それが、6回になり、次は減額され、次は年齢制限が出来て、更に移植だけの場合は半額に減額されて、その後、初回だけは2倍に増額されて。

そして、今回のこの大盤振る舞い。

 

増額されたことは嬉しい事です。

でも、でも、です。

何なんだ、この絵にかいたような朝令暮改は。

「愚弄」

不妊治療をしている人は、いつだって弱者のまま。

全然変わらん。

その上、国の制度の変更に振り回されて。

わたし達治療する側だって振り回される。

それでいて、卵子提供はダメとか、着床前診断はダメとか、一向に進まない。進めようとしない。

批判めいたことは言いたくは無いですが、やっぱりちょっとばかりは言いたくなる。

 

患者を愚弄するな

今日は定例のYouTube勉強会の開催日です。
今回のテーマは、「メディカルパークのお産の流れ」。
コロナの影響で、母親学級が開かなくなって久しいですが、助産師が母親学級で指導していた内容を中心にお話しいたします。私も見ましたが、非常に分かりやすい内容で、永久保存版です。

ぜひぜひご視聴ください。

定例の勉強会、終わりました!
子宮という臓器のすぐそばには「尿管」という膀胱と腎臓をつないでいる管が通っています。

腹腔鏡で子宮を全摘する場合、この尿管を傷つけないように手術を進める必要があるのですが、今回の勉強会では、メディカルパーク湘南でのこれまでの取り組みを紹介しました。

 

せき藤沢レディースの関隆先生、藤沢女性のクリニックもんまの門間美佳先生、獨協医科大学埼玉医療センターの吉川直希先生、リモートでのご参加有難うございました。

お陰様で、下手な学会発表より緊張致しました。

 

職員のみんなも参加有難う。

 

ただ、一つ良いか?

オレがスライド使って熱演している時。

ずーっと、誰かの囁くような鼻息がヘッドセットから聞こえてたぞ?

誰だ~!

 

 

 

 

 

 

テーブルの上に美味しそうなマドレーヌを発見。立派な包装。何処ぞの有名菓子屋さんのやつかしら?自由が丘とか、目黒とかかな?
かぶりつきました。焼き菓子大好き。
うん、おいしい。
フツーにおいしい。
そこへ妻が登場。
「あ、あんた、それ食べちゃったの!」「ああ、美味いよ。」
「それ、息子が貰って来たお菓子!バレンタインにって。」
「え?そうなの?」
「手作りだよ、それ」
「えーガーンガーンガーン!」

おいおい、食っちまったじゃないか。

どーしよう…

そこに愚息登場。

ここは正直に白状するに限る。

「あー、あのな、ここにあったマドレーヌなんだけどな?食っちまったよ。うん。すまん。」

すると拍子抜けの返事が。

「あー、良いよ、別に」

「え?だってお前…それ手作りだろう?凄く手間かかってると思うぞ?」

「あー、大丈夫。オレだけじゃなくて、色んな人に配ってるからって言ってたから」


ホントか?

こんなに手の込んだもん、不特定多数に配るか?パティシエの修行してる子ならいざ知らず。

お前、大丈夫か?

しかしながら、ちょっとだけ羨ましいな。

ふざけんなよ、おい。 

その子の好意を無にする様な事したら許さんぞ。


それにしても。

このマドレーヌも可哀想だ。

まさか、こんなおっさんに食われちまうとは夢にも思わなかったろうに。

そして、まさかブログのネタにされるなんて。

合掌。







毎月定例の院内勉強会・医局会が前回からリモートになったことを紹介しました。

リモート医局会終了 | 生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ (ameblo.jp)

 

 

 

その後、近隣の開業医の先生方から、「次回以降の勉強会に自分も参加したいが可能でしょうか」という問い合わせを頂きました。勿論大歓迎です。

 
 

と言っても、ご参加頂くのはせいぜい1-2名かと思っていました。

ところが。

一昨日、外部からご参加頂く先生の人数が判明。

なんと7人!

院内の医者の数より多いじゃないか。

うわ、これはプレッシャーだ。

身内だけの内輪の会のクオリティじゃ恥かくぞ。

今回の勉強会の発表担当は誰だ?

オレじゃん!!

勉強会まであと何日だ?

3日しかないじゃん!!

 

という訳で、一昨日から突然お尻に火が付いたようにスライド作りに励んでおります。

という訳で、しばらくはブログは暫く更新出来ないと思いますので、それをお知らせしたく。

 



体外受精をされていた患者さんから、お手紙を頂戴しました。スターバックスのコーヒーギフト券がついているのです!こんなのがあるなんて。素敵な贈り物を有難うございます。
手紙の中には、これから「不妊で悩む方々へのオンラインサロンを立ち上げたい」という、将来の目標が書かれていました。
実現することをお祈り申し上げます。
どうか頑張って下さい!!!
陰ながら応援しております。

コーヒーギフト券は勿体無くて暫く使えそうにありません。

今日の俺様は無敵だ。

なんでも出来る気がします。

スター獲得したマリオ状態。

クッパだって怖くない。

ポテトチップスだって大人買い。

朝までにワイン3本開けたるわ。

明日は、わたくし、や、す、み なんですわ!

 

2回目の体外受精を行った方。

1回目の採卵で卵子が7個も取れたにも拘わらずに、1個も胚盤胞に至らず、胚の凍結できませんでした。翌周期に2回目のチャレンジとなりました。今度は更に数が増えて10個も卵子が取れました。しかし、多くは分割が進まずに、胚盤胞凍結に至ったのはたったの1個だけでした。

今日、その結果を説明しました。

患者様はとても落胆されておられました。

当然です。

 

その方を励ますつもりで、その方のほんの30分程前に診察を終えたばかりの患者様の事例を紹介しました。

その方は43歳。

3年前からメディカルパークで体外受精をされています。都内から片道2時間近くかけて通院して頂いています。

これまでの採卵回数が23回。

移殖の回数が14回。

そして、今日、14回目の移植で妊娠判定陽性となったのでした。私たちにとっても、大変な喜びでした。たまたま移殖を担当したのが自分だったので尚のこと。しかも、今回の移植は胚盤胞ではなく、元々妊娠率が低いとされる初期胚移殖です。

「こういう人もいるのですよ。だから、元気を出して前向きに頑張りましょう。」

という前向きなメッセージのつもりだったのですが・・・。

「先生、そこまでしないといけないのですか?私、そんなに続けられる自信がありません・・・」

完全に逆効果になってしまったようで。

 

更に凹ませてしまいました。

 

すみません。

確かに事例が悪かった。

でも、こういう人も確かにいるのです。

神様がいると信じましょう。

神様はいないのかもしれない。

でも、信じないと始まらない。

 

Nさん、また次周期、頑張りましょう!

 


ご意見箱にこんなご意見を頂戴しました。

ありがとうございます。

多分、このブログを楽しみに読んでくれている方なのだと思います。

 

ご意見箱については、先月にも上げさせて頂きました。

 

なんか複雑な気持ちに・・・。

 

なんかこう、なんていうんだろう。

ほら、ガツンとダメ出しされたほうが、闘志が湧くっていうか。

逆に優しく手を差し伸べられると、気恥ずかしさを覚えるっていうか。

 

いや、でも、本当にありがとうございます。

感謝申し上げます。

「ぴえん」

誰に送り付けようかな・・・

まあ、レパートリーは極めて少ないのだが。

 

今までの経緯がわからない方は、下のURLからどうぞ